大学入試センター試験実戦問題集 数学の効果的な使い方
更新日: (公開日: ) MATHEMATICS-HUMANITIES
大学入試センター試験実戦問題集 数学
大学入試センター試験実戦問題集 数学の概要
駿台から出された、センター試験の「予想問題集」である。
過去に駿台で行われたセンター模試を基に、改変した予想問題を8回分収録している。
他の予備校などからも予想問題集などは山ほど出ているが、やはり有名なのは、河合塾と駿台が出している予想(実戦)問題集であろう。
この2つに関しては、甲乙つけることは厳しいので、自分で実際に手に取り、レイアウトや解説口調も含めて気になる方を購入すればいいだろう。
(個人的には、駿台のほうが難易度はやや高めな印象を受けた。)
大学入試センター試験実戦問題集 数学の使い方
実践問題集となっているが、優先すべきは「過去問」ということを念頭に置いてほしい。
1.センター試験過去問をくりかえせ
過去問というのは、もっとも「やりっぱなし」にしてしまいがちな参考書だ。
多くの受験生が過去問の点数に一喜一憂している。
しかし、そんな過去問で出た点数などハッキリ言ってどうでもいい。
それよりも「過去問を通じて、自分の足らない箇所を明白にすること」これが過去問の使い方だ。
多少の一喜一憂は仕方ないとしても、その後のフォローが過去問では重視される。
「自分の弱点はなにか」「ここを突破するにはどういう考えが必要であったのか」「復習しておけば解けたじゃないか!」など見つかる点は膨大にある。
2.センター実践(予想)問題集を解く
1を終え、もう過去問なら同じ問題が出ても必ず解ける状態になっているだろうか?
そういう状態になっている人が、次に取り組むのが実践(予想)問題集だ。
正直、「似たようなものが出たらラッキー」というイメージで取り組んでもらって構わない。
だがしかし、間違えた問題は早急につぶしておくべきである。
やはり、大手予備校の膨大なデータ量から予想された予想問題は問題の質もいいので、2次試験などにも通じる力がつくことだろう。
大学入試センター試験実戦問題集 数学の総評
率直に言うと、絶対に必要だとは思わない。
それよりも過去問のほうが重視されることは先述しただろう。
つまりは余力のある人が、この参考書に取り組む資格があるのだ。
この参考書はあくまで「予想問題」ということをお忘れなく。
それよりも、過去に実際に出された過去問をやり直すほうが、センター試験対策になる。