語りかける高校数学シリーズの効果的な使い方

更新日: (公開日: MATHEMATICS-HUMANITIES

語りかける高校数学シリーズ

 
語りかける高校数学
 

1.語りかける高校数学の概要

 
本書は、まるで「教科書」と「教科書ガイド」を1冊にまとめたような参考書である。
まず驚くべきはページ数。
数Ⅰ編で500ページ以上、数Ⅱ編で800ページ以上もある
 
対象レベルは、基礎中の基礎からスタートする。
しかし、到達点が決して低くはなく、センター試験の過去問を扱うようにセンターレベル付近まで到達する
その点が同じ初学者向けの導入書であるマセマ出版の「初めから始める数学」などとは、違う点であろう。
 
形式は、授業を受けているような講義口調で進められているが、決して一方的な講義ではなく、生徒がやりがちな誤答例などもふんだんに使いながら、進めている。
 
使用時期は特に指定はないが、授業と並行して使用したり、予習、復習など用途は様々である。
 

2.語りかける高校数学シリーズの使い方

 
 

  • 1.読みっぱなしにするな

 
こういった講義形式の参考書でありがちな使用方法が、「読んで理解しただけで出来た気になっている」ということだ。
まず、「理解」と「出来る」には天と地ほどの差があることを知ってもらいたい。
こういった読み物形式の参考書を使用するときは必ずペンと紙を持ちながら使用してほしい。
例題や問題部分がきたら、まず解説などを見ずに自分で解いてみる。
読みっぱなしでは一向に自力で出来るようにはならないということを理解せよ。
 
 

  • 2.問題の反復

 
一度、本書に目を通せば、一通りの単元の理解は出来ていると思われる。
あとはそれを活かせるか。である。
2周目以降は講義部分を飛ばして構わないので、ひたすら問題、例題を解き続ける。
それで正解すれば、しっかりと理解したことを活かせている証拠。
出来なければ、理解しただけで活かせていない証拠。
いたって単純なことだが、非常に重要なことである。
 

3.語りかける高校数学シリーズの総評

 
初学者の導入書として、有名なのがマセマ出版の「初めから始める」シリーズだろう。
本書と非常に似ているので甲乙つけがたいが、違いは到達点だろう。
どちらも「数学なんてお手上げだ」という人を対象にしているが、最終到達点は本書の「語りかける高校数学」のほうが高い。
 
それもそのはずで、ページ数が多いので当然といえば当然である。
マセマ出版では「初めから~」シリーズ⇒「合格!~」シリーズというつなぎであるが、
この高校数学はその2冊を一緒にしたイメージで構わない。
 
どちらを選ぶかは実際に手に取り、レイアウト・雰囲気・文体などが自分に合うか考慮した上で選んでほしい。
一つ言えることは、どちらの本も初学者の導入書としては最適だろう。ということだ。

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