マーク式総合問題集世界史Bの効果的な使い方
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マーク式総合問題集世界史B の効果的な使い方
1.マーク式総合問題集世界史Bの概要と使用目的
この参考書には大学入試センター試験対策の模擬試験「河合塾全統マーク模試」より5回分が精選収録されています。巻末には、「センター試験」本番の問題を2回分収録しています。各回の問題には、解答・採点基準・解説が別冊で付属されていて、「設問別正答率」「設問別成績一覧」も掲載されていますので、実際の試験と同様に自らの点数、実力を知ることが出来ます。巻頭には、「出題傾向と学習対策」「出題分野一覧」が収録されています。これによって、どこの範囲からはどのような問題が出されるのか等、受験に役立つ情報を頭に入れることができます。
各年度版という形で発売されている点もこの参考書の特徴といえます。
センター試験を受験することを考えている人には、出題傾向や学習対策として使用していくことをすすめます。
また、私大を目指している人も、センター試験という標準な問題でどこまでできるのか自らの世界史Bの実力をはかるために使用するのもひとつの手です。平たく言うと、インプットが進んできた時期の実力試しに使って欲しいということです。
2.マーク式総合問題集世界史Bの具体的な内容
このマーク式総合問題集世界史Bのレベルは概ねセンター試験レベルです。
センター試験を受験する人はもちろんのこと、私大を目指している人もこの参考書を使うことで、センター試験レベルの問題には対応できるようになるでしょう。
収録されている問題は、大学入試センター試験の出題形式に準じているので、与えられた時間で問題を解くことによって本番同様の体験をすることができます。
問題の解答・採点基準・解説が付属されてあるので、点数を実感できて、間違えた問題を確認できるところも大きなとくちょうです。
3.マーク式総合問題集世界史Bの使い方
使い方の説明の前にこの参考書を使用すべき時期について説明しておきます。
センター試験レベルという標準的な問題がほとんどといっても、インプットがまだまだであったり、そこに不安がある人は使うべきではありません。ある程度高めのレベルに達していると感じてきた頃に使用すべきです。
そして、この参考書の効果的な使い方ですが、
①10月~11月から1週間に1,2題「河合塾全統マーク模試」の部分をやっていきましょう。
②間違えたところは解答を使って見直し、インプットの勉強のために使用している参考書にチェックなどいれて下さい。
そうすることで、その後インプットし直していく際に、間違えた範囲を意識する事ができます。
③5回分終えたら本番の問題に入っていきましょう。答え合わせをして点数もだし、自分の実力を確かめましょう。
④また間違えたものにチェック。
⑤今までで間違えたところから総復習。
このようにやっていくのが一番効果的な使い方といえます。
4.マーク式総合問題集世界史Bの注意点
この参考書に取り組んでいくにあたって気をつけておいて欲しいことは、知識は何度も何度も使い込まないと、あるいは復習をやりこんでいかないと抜け落ちていってしまうということです。
インプットが進んできた人や仕上がった人はアウトプットに取りかかっていくものですが、その際にこれまで頑張ってきたインプット(知識の蓄え)を疎かにしがちです。
インプットがあやふやな状態になってしまうと、アウトプットもなかなか上手くいきません。知識を活用していくのに、その知識が不安定では成績がスムーズに伸びないのはいわば必然です。
また、この問題集を解いていく際に必ず意識しておいて欲しいことですが、正答率は8割以上必要です。問題の大半が標準レベルであるため、志望校合格のためには高い正答率を求めていって下さい。
そして最後に、世界史の勉強において注意して欲しいことですが、「いつ、だれが、どこで、なにをして、どうなったか」までを一連の流れとして覚え、どういう形で問われても答えられるようにしておきましょう。
これら上記のことに注意、意識して「マーク式総合問題集世界史B」を一通りし、間違えたところを復習で完璧にすればセンター試験で8、9割は取れるレベルになっているといえます。