センター試験対応の基礎30日完成日本史問題集
更新日: (公開日: ) JAPANESE-HISTORY
1.センター試験対応の基礎30日完成 日本史問題集の概要と使用目的
本書の対象は国公立志望でセンター試験で日本史を受験する、私立のセンター利用で日本史を使うなど、センター試験の日本史で高得点を狙っている人です。
センター試験の場合、択一式ですから、用語はすべて問題文に記されています。
年号にいたっては、ここ20年間でほとんど直接的には問われておりませんし、年号を暗記していなくても解けるものばかりです。
センター試験では、用語や年号の暗記よりも、むしろ「その用語がどういった意味の歴史用語で、どの時代にあったものか」ということを、正誤判定問題やその他の方法を用いて問う形式が大多数なのです。
それなのに、多くの受験生は、意味の理解や時代の流れの把握といったことを全くやらずに、用語や年号をひたすら暗記するのは効率が非常に悪いです。
センター試験で最も大切なのは重要語句の理解と時期把握です。
本書は日本史の基礎・基本を時代ごとに区切っており、苦手な部分だけを集中的に勉強もでき、全部やっても30日完成と短期間でセンター日本史の対策を行うことができるので、知識がどれだけ入っているかの確認やセンター試験まであまり時間が残っていない受験生にもうってつけの一冊となっています。
2.センター試験対応の基礎30日完成 日本史問題集の具体的な内容
本書は日本史の基礎・基本に重点を置いており、分野別にとらえることができるように時代ごとに区切りながらも問題はセンター試験の出題傾向と一致させているので、正誤問題を多く取り入れ、選択問題も本番さながらの4択、センターの大問の一つとして必ず出題されるテーマ史への対応もしているので、センター試験の対策をしたい受験生はこの一冊がおすすめです。
3.センター試験対応の基礎30日完成 日本史問題集の使い方
本書を取り組む時に意識してほしいポイントが二点あり、
一つ目は日常の日本史学習において、各単元を整理し、重要事項を理解できたのかのチェックとして使う。
二つ目は単元の系統てきな学習を踏まえた上、時代を広く捉えているものや分野別の流れが理解できるようになっているので受験知識を再度整理し、
重要事項や頻出事項の確認を行う。
以上二点を意識することを前提とした上で更に効果的な使い方を紹介していきます。
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1.問題をノートやルーズリーフに解く。
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2.問題を解き、答え合わせが終わったら、その問題に該当する範囲の参考書(インプットに使用した参考書)のページを見直し、なぜ間違えたのかを研究してください。
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3.次の日、前日間違えてチェックした箇所を復習する。暗記科目の成績をあげるのに反復学習は必要不可欠です。
ペースとしては問題数が全部で30テーマあり、1日1テーマ取り組めば30日で終わります。
ですが、できるだけ早く一周を終えてしまい、次の教材、もしくは2週目3週目と数を多く回してインプットを深めたいので 1日2テーマ の15日で一周が理想のペースとなります。
ページ数としてはかなり少ないですが、必要な情報が無駄なく詰め込まれています。
本書をしっかりと学習すれば、日本史の基礎、インプットの理解の部分が固まり、その後の学習が効率良く進むはずです。
- インプットした量が差になる日本史においてアウトプット系の参考書を取り組むとき、問題を解いてみて正答率が8割に満たない場合はまだまだインプットが不完全ですので引き続きインプット系の参考書に力を注ぐようにしてください。
- もし8割以上取れる場合はインプット系の参考書のペースを落として問題を解きながら苦手を発見してはそれを潰していく勉強にシフトしていきましょう。
4.センター試験対応の基礎30日完成 日本史問題集の注意点
この参考書はセンター試験に焦点を当てて、必要最低限の用語だけが詰まった問題集なので、関関同立やMARCHなどの難関大学を目指す受験生にとって最終的な入試の際にはこれ一冊では知識が少なく、試験に臨むのは危険でしょう。
より知識が詳しくまで載っている「表解演習書」などでインプットを深めることをオススメします。
また、「表解演習書」の赤字がスラスラと覚えられるのであればこの参考書は使用しなくてもいいです。
ページ数が少ないので、日本史を初めて勉強する人も既に勉強している人も解説をしっかりと読み込みましょう。
日本史初心者の人は本書だけでは少し分かりづらいところもあるので、教科書や講義系の参考書「金谷の日本史『なぜ』と『流れ』がわかる本」などで補足しながら進めると良いでしょう。