現代文のオキテ55の効果的な使い方
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現代文のオキテ55
1.現代文のオキテ55の概要と使用目的
あと数点伸ばしたいときの補足として最適な参考書
[なんとなく解いて微妙な点数で終わってしまう人のための 現代文のオキテ55] は帯にもある通り、本文に常に解説があるわけではない意地悪な問題を攻略することのできるノウハウがつまった参考書です。従来の参考書とは少し違った角度から書かれているため、基本・発展問題集まで一通り学習してもまだ点数が伸び悩むといった受験生にオススメの一冊です。
2.現代文のオキテ55の具体的な内容
本書の前半は、論理的に考えるとはどういうことかを知ってもらうことにほぼ費やされています。
なんとなく解いているから点数が安定しない、でも論理的に考えるってどうすればいいの?そんな疑問に可愛いイラストも添えて丁寧に答えていきます。
後半部分からは設問に具体的にどのようにアプローチすれば良いのかが書かれています。
同じようなテクニック集としては[ゴロゴ解法公式集シリーズ]や[現代文の解法 読める!解ける!ルール36]がありますが、本書の視点はこれらのストレートな参考書に比べると、少しひねりが効いています。
そのため、難関私大や国公立二次試験対策に適していると言えます。
3.現代文のオキテ55の具体的な使い方
1.参考書の冒頭部から読み進める。
知らなかった知識については線を引いたり付箋を貼るなどして、覚えるまでいつでもすぐに取り出せる状態にしておくことが、良い使用法である。
2. 参考書で身につけた知識を使って各章の練習問題に挑戦する。
自分が正しくノウハウを使いこなせているかを意識して問題にあたることが望ましい。
3.[入試精選問題集 7 現代文]や[入試現代文へのアクセス 発展編]などの問題集を並行して使用し、ノウハウを試す練習をする
現代文のオキテ55の注意点
最近の参考書の傾向として、装丁も美しく、レイアウトも見やすく文字も大きいものが多く作られています。
これさえやっておけば問題ないといった挑戦的な触れ込みが帯に書かれていることもしばしばです。
本書もそうした新しい問題集の一つに数えることができるでしょう。
書かれているノウハウはとても有意義なものですし、受験生にはとても新鮮に映るものも多いでしょう。
ただし、これがあくまでも視点を少し変えた参考書であるということは忘れないでください。
これ一冊読んでおけば現代文はできるようになるといった認識は危険です。
こうした角度をずらしたインプットを行うことができる参考書はあくまで補足的なものであると捉えましょう。
初学者がいきなりこうした角度を変えた問題集に手をだすことはオススメできません。
まずは王道の読解を身につけてから、こうした参考書でさらなる力を身につけるようにしましょう。