基礎英語長文問題精講の効果的な使い方
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1.英語長文問題精講の概要と使用目的
旺文社の問題精講シリーズはやはり、タイトルに「基礎」と書かれているものの、入試標準レベル以上になってくるので、基礎と言ってる割にはやはり難しい問題集です。
英文の内容は地方国公立や関関同立・GMARCHレベルまでとなっていますが、問題自体がやや国公立よりになっています。
この問題集は英単語や英文法・英文解釈の勉強が一通り完璧に仕上げてから、長文を読む量・問題を解く量をバリバリやっていくために使います。
2.基礎英語長文問題精講の具体的内容
分量は前期10題、中期20題、後期10題、典型例題10題の合計50題で、一つの長文の長さが300〜400語程度になっています。
問題構成は、記述も含んだ読解問題や文法・語い・発音/アクセント問題等といった総合問題形式になっています。
また、各長文ごとに大切な構文を含んだ英文を和訳させる重要類題の量も多いのが特徴です。
下線部和訳が出題される大学志望者はこれを使ってたくさん練習してもいいですし、自分の志望校にあった問題だけをやる使い方で大丈夫です。
3.基礎英語長文問題精講の使い方
1.長文を解く
2.解答解説を見る
→記述や和訳に関しては、先生に頼んで添削をしてもらってください。
3.間違った所の解き直し
4.基礎英語長文問題精講の注意点
同シリーズの「入門英語長文問題精講」と違って、英文のレベルが高くなるのと同時に、長文全体の解説があまり詳しくないです。語彙レベルも入試標準レベルまで知らないと読むのが辛くなります。何題か解いてて、これやるのは厳しいなと感じてしまったら、その問題集は一旦手を止めて、今までやってきた単語や英文法・英文解釈に戻って、復習を十分に行ってください。
どこの大学を受けるにしても、本番で基礎~標準レベルの問題を取りこぼしてしまうと致命傷になってしまいます。特に、偏差値60~70と成績ができる・できないの中間層は応用問題に目が行き過ぎて、基礎をおろそかにする傾向が強い(実はこの層が受験失敗しやすい)ので、この復習は徹底的に行ってください。