スバラシク面白いと評判の初めから始める数学ⅠA・ⅡB

更新日: (公開日: MATHEMATICS-HUMANITIES

1.スバラシク面白いと評判の初めから始める数学のⅠA・ⅡBの概要と使用目的

 
スバらしく面白いと評判の初めから始める数学
通称「はじはじ」と呼ばれている、マセマ出版の有名な参考書だ。
超初学者を対象とした本で、この本を終えて、数学のスタート地点に立つことが出来るだろう。
Ⅰ、A、Ⅱ、Bとそれぞれ4冊に分かれている。
基本的には講義をメインとしたスタイルなので、解説・講義に分量を割いているがゆえに問題演習量はどうしても少なくなってしまう。
しかし、そういった弱点を補うために出された「初めから解ける数学」という問題演習をメインとした参考書も出されたので、ぜひともセットで購入すべきだろう。
この2冊をしっかりと取り組めば定期テストでも平均点を下回ることはまず無い。
教科書とレベルや扱っている問題に大きな違いはないが、どうしても教科書は文体も固く、一度やったことは当然のように使ってくるので、「??」となる人も多いだろう。(私自身も教科書の淡々とした文体がすごく苦手であったが)その点、この参考書は常に語り口調で、いい意味でくどいほど何度も説明してくれる。
タイトル通り「はじめから」始めても、納得できるような内容になっているだろう。
 
 

2.スバラシク面白いと評判の初めから始める数学 Ⅰ・A・Ⅱ・B の構成

 
まず問題数は4冊ともに40~50題程度とかなり少ない。
なので、先述したとおり「初めから解ける数学」で補ってほしい。
基本は講義形式であり、随所に「補足」がちりばめられているので理解の助けとなるだろう。
逆に講義形式がそこそこ続く箇所が多いので、ただただ文章を目で追っているだけという現象に陥りやすいことには注意しておいてほしい。
講義が終われば各章に例題・練習問題が数問用意されている、といった流れだ。
 
 

3.スバラシク面白いと評判の初めから始める数学Ⅰ・A・Ⅱ・Bの使い方

 

①講義部分の熟読をせよ

当たり前であるが、本書は「0からをスタートとした講義」をメインとしているので、ここを読まずに問題が解けるわけがない。
万が一、この講義も理解出来ない部分が多いならば、思い切って中学数学にまでさかのぼるべきであろう。
そして講義部分には公式の証明などがあるが、ややこしいなと感じたら読み飛ばしてもらって一向に構わない。
まずは公式を丸暗記でいいので覚えておこう。理屈より使えるようにすることを優先する。
とにかくまずは進めること。これが本書を使う上で大事なことだ。
 

②章末の問題を自力で解けるようになるまで解く

言葉の通りであるが、こういった教科書レベルの問題は何度も繰り返してスラスラ解けるレベルにまでもっていってほしい。
 
 

4.スバラシク面白いと評判の初めから始める数学Ⅰ・A・Ⅱ・Bのまとめ

 
講義が非常に丁寧で初学者にも十分すぎるほどの解説量である。
ただ、そのぶん演習量が非常に少ないので、そこは「初めから解ける数学」で補ってほしい。
基本的には「はじはじ」の例題・問題を全章スラスラと解けるようになってから、「初めから解ける数学」に移ればいいだろう。
補足として、「東大生が一番読んでいる参考書」がこの本の帯にも書いてある宣伝文句であるが、東大受験生が一番読んでいたわけではない。
このマセマ出版の出している「キャンパスゼミ」という大学生用の参考書が東大で最も売れているだけであり、つまるところ「東大生が一番読んでいる(大学生用の)参考書(を出しているマセマ出版という会社から出された大学受験用の参考書)」である。
そこだけは注意しておきたい。

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