【国語編】津田塾大学の入試対策・オススメ参考書
更新日: (公開日: ) TSUDA
はじめに
津田塾大学の国語は全ての学部共通の問題となっています。したがって、過去問演習する際は学部・学科問わず行ってもらって構いません。
本記事では津田塾大学学芸学部英語英文学科、国際関係学科、多文化・国際協力学科・総合政策学部の国語について紹介していきます。
傾向と対策
それでは今から津田塾大学国語の傾向と対策について紹介していきます。
津田塾大学国語
- 試験時間:80分
- 配 点:100点
- 目標点数:6割
- 問題数 :約10問
- 形 式:記述問題
<構成>
大問[1]現代文(論説・評論文)
大問[2]現代文(論説・評論文)
<傾向>
津田塾大学の国語は形式は全ての学部同一で、全ての問題が記述式の問題です。大問は2題とも現代文で、古文・漢文は出題されません。
大問1では傍線部の内容を50〜100字で記述する問題が4問ほど、傍線部の内容を150字以内で記述する問題が1問に、漢字の書き取りが出題されます。
大問2では50〜100字の傍線部の内容についての記述する問題が2問、最後の問題には「作者の意見に反論しなさい」や「筆者の意見を踏まえて自分の意見を述べなさい」など自分の意見を記述する小論文のような問題が出題されます。
<対策>
津田塾大学は他の私立大学と違って、国公立大学の二次試験のような記述問題が出題されます。マーク式の問題ならば文章の内容が理解できていなくても勘で正解することもありますが、記述式の問題は勘で正解することはありません。
文章の対比・具体例・抽象・言い換えなど様々な要素を理解し、文章の内容についても理解することが求められます。したがって、まずは対比や具体例など現代文の正しい読み方を学びましょう。
そして、正確に文章を理解するのと同時に、素早く読解することが必須です。津田塾大学の国語の試験時間は80分と出題される記述問題の量に対しては少なくなっています。正しい読み方を身につけた後はどんどん問題演習をして、文章を読むスピードを上げていきましょう。
オススメ参考書・問題集
それでは今から、津田塾大学の国語の対策にオススメの参考書・問題集を紹介していきます。
現代文
「現代文キーワード読解」の使い方!
<特徴>
現代文の重要語句や頻出ジャンルの背景知識を解説している参考書です。津田塾大学の現代文は全て記述問題で難解な単語も理解している前提で出題されているので、重要語句が理解できていなければ素早く。
正確に読解することができません。この参考書で最低限の現代文の重要語句・背景知識を身につけましょう。
<使用時期>
入試初期から使用しはじめ、入試本番までに完成させるつもりで少しずつ進めていきましょう。目安としては1〜2ヶ月で1周するペースで進めていきましょう。
「ゼロから読み解く最強の現代文」の使い方!
<特徴>
対比・具体例・抽象など論理的な現代文の読み方を丁寧に解説している参考書。記述問題にも対応しているので、津田塾大学を志望する受験生が現代文の読解法を学ぶ1冊目の参考書としてオススメです。
<使用時期>
入試初期から使用し、2ヶ月で終了することを目標にしましょう。この参考書はインプット用の参考書なので、1周だけで終わるのではなく読解力が身につくまで何周もしましょう。目安としては3~4周です。
「最強の現代文記述トレーニング」
<特徴>
上記の「ゼロから読み解く最強の現代文」の姉妹書で、こちらはより記述問題の読解法にフォーカスを当てています。記述問題の参考書は難易度の高いものが多いですが、この参考書は講義形式で丁寧に解説しているので、記述問題が苦手な人も安心して取り組むことができます。
<使用時期>
「ゼロから読み解く最強の現代文」終了後に使用する。
この参考書はインプット用の参考書なので、1周だけで終わるのではなく記述問題の解き方が身につくまで何周もしましょう。目安としては3~4周です。
「入試現代文へのアクセス 発展編」の使い方!
<特徴>
問題解説だけでなく本文解説やキーワード解説など丁寧な解説が魅力の現代文問題集。要約と記述の問題も出題されているので、津田塾大学を志望する受験生にはオススメの1冊です。
<使用時期>
「入試現代文へのアクセス 基本編」終了後に使用する。
こちらも3日に1題(週2〜3題)のペースで解いていきましょう。
「現代文読解力の開発講座」の使い方!
<特徴>
現代文において著者の言いたいことを理解することに焦点を当てて解説している問題集。論理的の文章を読解する解説が丁寧にされているので、解説を読み込むことで著者が文章で伝えたいことを理解することができる。
各文章に要約問題が付いているので、文章の重要な部分を自分が理解できているか確認することができます。
津田塾大学は文章の著者の意見を踏まえて記述する問題が出題されることもあるので、まずは作者の言いたいことが理解できなければ記述することができない。この参考書で作者の言いたいことが読解できる力を身につけましょう。
<使用時期>
「入試現代文へのアクセス 発展編」終了後に使用する。
1~2日に1題(週3〜4題)のペースで解いていきましょう。何度も繰り返し使用し、本書の内容を定着させましょう。目安としては3〜4周です。
「国公立標準問題CanPass現代文」
<特徴>
地方国公立大学の現代文の記述問題が小説12題、随筆3題、小説5題、計20題収録されています。問題解説だけでなく、最低基準の解説も詳しいので記述問題でも自分で採点することができます。津田塾大学の過去問演習の前にこの問題集で記述問題の演習を積みましょう。
<使用時期>
「現代文読解力の開発講座」終了後に使用する。2日に1題(週3題)のペースで解いていきましょう。この参考書はアウトプット用の参考書なのでなんどもやる必要はありません。
まとめ
※2月から開始した場合!
紹介したオススメ参考書を使用した際の日本史の年間学習スケジュールはこの様になります。各学部の概要で紹介したとおり、学部によって出題形式や出題分野が異なります。
入試勉強を始める際は自分の志望学部の傾向にあった勉強を行いましょう。ぜひ参考にして津田塾大学の国語の目標点を取れるようにしましょう。