早稲田大学合格!「様々な困難をはねのけ見事合格!」

更新日: (公開日:

プロフィール

氏名
大西修平さん
出身校
高卒認定取得
入塾時期
高3 夏(7〜8月)
合格大学
早稲田大学 商学部、 同志社大学 経済学部、商学部

マナビズムに入ってよかったこと

高3の8月、産近甲龍でも目指そうかと獲った高卒認定試験を受けたその足で、ご褒美にと偶然週末にやっていたオープンキャンパスへ行ったのが早稲田大学との初邂逅であり、そこで受けた政治経済学部の模擬講義に恋をしたのが、私の受験人生の始まりでした。

 受験に至るまで、幾つもの苦難がありました。乱れていた生活習慣、祖父の死、癌の発見と手術……これに加え、そもそもの時期の遅さなどもあり、決して優しい受験生活だったとは言えなかったと思います。そんな中で、政経は逃してしまったとはいえ、早稲田大学から合格を賜ることが叶いました。その勝因だと思うものを、幾つか挙げてみたいと思います。

 まず一つ目は、メンタルと体調のケアです。癌の件や元々浪人覚悟であったこともあり、これにはかなり気を使っていました。
特に逆転合格を目指す人は、焦りからか全ての時間を勉強に捧げがちです。
これ自体は悪いことではありませんが、それでメンタルや体調を壊してしまっては元も子もありません。
 合格の鍵は「安定成長」です。勉強における停滞とは、単にライバルに相対的に抜かされるのみならず、自分自身の知識が抜け落ちてゆく、絶対的な後退をも意味します。
よって、二週間に渡って勉強時間を一時間増やして得た14時間よりも、一日休んで知識の手入れができなかった9~12時間の損失の方が圧倒的に価値が高いのです。
 勿論、ただ闇雲に休むのみならばそれはサボっているのと変わりません。
自分の体や心と相談しつつ、予め時間を決めて、きちんとメリハリをもって休みましょう。
マナビズムでは週一回行われるコンサルの時間で相談してみるのもよいでしょう。
勉強の進度も合わせて、総合的に考えてくれます。

 二つ目は、質を考えることと試行錯誤です。
上記と併せて勘違いする人がでるかもしれないので断っておきますが、ある程度の量は絶対条件であり、基本的には「質は量によって担保される」です。
しかし、これは単に量を増やせば自動的に質が上がるということは意味しません。
当然のこととして、質を上げるための努力を行った上でという前提条件があります。
 マナビズムではこの点に力を入れており、映像授業+この補助が主なサービスと言って過言ではないくらいだと思います。
リーズニングゼミでは単なる答え合わせや理解の深化に留まらず、必要に応じて勉強法の改善まで行います。
また、コンサルの時間はまさにこの改善を行う時間であります。
 「勿体ぶらずに最初から全部教えてくれよ」と思う人も居るかもしれません。
特に逆転合格を目指しているなら、この試行錯誤の時間も惜しいと思います。
しかし、その人に合った勉強法は人それぞれです。私のような人もいれば、一番目に挙げたケアは不要でストイックに勉強できる人もいるかもしれません。
ある程度の共通する勉強法は教わることができ、それが塾に行くメリットの一つでありますが、最終的にはやはり個々人に合ったパーソナライズが必要であり、単に教わることなどできません。
そのパーソナライズを行うのが、この試行錯誤なのです。

 三つ目は、分析と決断です。受験には幾つも決断の機会がやってきます。
その時は、複数の要素をきちんと分析し吟味した上で、必要と思うならばどんなに躊躇われるような決断や大きな決断だったとしても、思い切ってやってしまいましょう。
 例えば、私は選択科目で政治経済を使いましたが、元々は世界史でした。
趣味で世界史はある程度詳しかったので世界史を選択していましたが、用語数と時間の兼ね合いや政経総合問題との相性などから政治経済に転向しました。
そのお陰で、商学部などではコンスタントに8~9割を出すことのできる得点源として活躍してくれました。
 また、解いた商学部の過去問から、ずっと勉強してきた英語を捨てる決断もしました(過去問を早めに解くのは方針決定のために非常に重要です)。
捨てると言うと少し語弊があるかもしれませんが、(高得点勝負とされる中で)あまり高得点に拘らず、安定して必要最低限の点数を取るほうを重視する「耐え」の戦略を採用しました。
結果はご覧の通りです。

 四つ目は、受験外の勉強です。
この入りをみて「え!?」と驚かれる人も多いでしょうが、要するに「背景知識」です。
 私は政経選択だったので特にですが、世の中のニュースや考え方に触れておくと、それが受験で役立つことがあります。
政経は直接的過ぎるにしても、国語や英語の読解において論ぜられている話題や概念を予め理解しておくことは、非常に大きなアドバンテージとなります。
とりわけ英語では、推測読みの大きな助けとなるでしょう。
 時間効率はあまりよくありませんが、どうしてもやる気が出ない時などに、息抜きがてら色々読んでみるのもよいでしょう。

 五つ目は、心の持ち様です。
一つ目に似ていますが、一つ目は時間配分などを念頭においたものであるのに対し、これは完全に心的な問題です。
 これはゼミの先生が仰っていたことですが「逆転合格が起こるということは、本来受かる筈で本領を出し切れていなかった人がいるということだ」という話があります。
実体験でいうと、焦りから憔悴しきっていた友人がいました。
ああなってしまうと、中々勉強に身が入り難いのではないかと思います。
なので、過去問の成績などに一喜一憂せず、心にちょっとした逃げ場も作ってやり、やる気と闘争心は漲らせつつも心の余裕を失わないようにすることが肝要です。
 また、先程の言葉は「彼らは全問解けて当たり前のような考えを持って受験するから、いざ解けない問題があると焦って他の問題も分からなくなってしまう。
だから、君たちは一つの問題に固執するのではなく、全体で合格を取りに行くことを考えろ」という風に続きます(多少記憶違いはあるかもしれません)。
受験本番にあたっては、適度な緊張感を保ちつつも、大局観を持ち、ゆったりとした心で臨むようにするのが望ましいでしょう。

 以上が、意識的にやっていた今思いつく限りの勝因です。
もしかしたら他の要素が大きく関わっていたかもしれませんし、再現性に欠けるかもしれません。
 ただ、上に書いたように、その人に合った勉強法は人それぞれであり、それを見つけ出すのが試行錯誤です。
この文章が、その試行錯誤のヒントの一つになることができれば、幸いに思います。

 塾の先生方並びに支えてくださった皆様へ。本当にありがとうございます。
感謝してもしきれません。
 特に、コンサルの先生の的確な助言や励ましはとても力になりました。
本当に本当に、ありがとうございました。

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