【関関同立】各大学のここがムズい〈受験トーーク〉
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こんにちは!難関私大専門塾マナビズム姫路校です。
「関関同立」と一括りにされがちな4つの大学ですが、実はそれぞれに全く異なる個性と、受験生を悩ませる「難しさ」が潜んでいます。偏差値だけでは見えてこない、各大学の入試の本当の壁とは何なのでしょうか。
今回は、関関同立の各大学について「ここがムズい!」というポイントを、大学別に詳しく解説していきます。志望校対策の参考にぜひお役立てください。
関西大学の「ムズい」ポイント
1. 問題形式が独特で対策しづらい
関西大学の入試問題は、他の大学ではあまり見られない特徴的な形式が多く見られます。
・英語: パラグラフの順番を並び替える「パラグラフ整序」
・国語: 設問箇所に傍線が引かれていない現代文や古文
これらの問題は、一般的な参考書学習だけでは十分な対策が難しく、
過去問演習を通して「関大に特化た対策」をどれだけできるかが合格の鍵となります。
この独特さこそが、多くの受験生にとって最初の壁となるでしょう。
2. 「受かりやすそう」という油断が生む落とし穴
「関関同立の中では一番受かりやすい」というイメージを持たれがちな関西大学。
しかし、このイメージこそが最大の落とし穴です。
「関大なら何とかなるだろう」という油断から、対策が後手に回ってしまったり、基礎固めが不十分なまま過去問に入ってしまったりするケースが後を絶ちません。実際には決して簡単な大学ではなく、この「油断」こそが不合格につながる最大の「難しさ」と言えるかもしれません。
関西学院大学の「ムズい」ポイント
総合力と基礎の徹底度が問われる
関西学院大学の入試は、奇問・難問は少ないものの、非常にバランスの取れた総合力が求められます。
例えば英語では、長文読解だけでなく、文法・語法、会話文、整序英作文など、様々なジャンルから満遍なく出題されます。特定の分野だけを対策するような「一点突破」型の勉強法は通用しません。
付け焼き刃の対策ではなく、高校の学習内容を真面目にコツコツと積み上げてきた生徒が正当に評価される問題構成になっています。基礎をおろそかにせず、全ての分野で安定して得点できる総合力がなければ、合格は難しいでしょう。
同志社大学の「ムズい」ポイント
受験者層のレベルが非常に高い
同志社大学の最大の難しさは、問題そのもの以上に「受験者層のレベルの高さ」にあります。
関関同立の最難関に位置づけられる同志社大学には、京大・阪大・神大といったトップレベルの国公立大学を志望する受験生が、滑り止めとして多数受験しに来ます。彼らは、たとえ知らない問題や苦手な分野が出題されても、高い応用力で正解を導き出してしまいます。
その結果、合格最低点が非常に高くなる傾向にあり、わずかなミスも許されないシビアな高得点勝負となります。このハイレベルな競争環境こそが、同志社大学の合格をより一層難しくさせている要因です。
立命館大学の「ムズい」ポイント
古文・社会の難易度が突出して高い
立命館大学は、特定の科目の難易度が突出して高いという特徴があります。
・古文: 有名な出典から出題された場合、非常に深い知識が問われることがある。
・社会(選択科目): 教科書の範囲を超えるような、いわゆる「マニアック」な知識が問われることがある。
これらの難問で満点を狙うのは非常に非効率です。しかし、だからといって対策を怠ると、他の受験生と大きく差をつけられてしまいます。
この難易度の高い科目と、他の主要科目との「勉強時間のバランス」を戦略的に考えることが、立命館大学攻略の最大の鍵となります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
関関同立と一括りにされがちですが、大学ごとに求められる力や難しさの要因は大きく異なります。
まずは自分の志望校の特性を正しく理解し、それに合わせた戦略的な学習計画を立てることが合格への第一歩です。この記事が、皆さんの受験勉強のヒントになれば幸いです。
マナビズム姫路校では、生徒一人ひとりの志望校と現状の学力に合わせた最適な学習プランを提案し、合格まで徹底的にサポートします。頑張る受験生の皆さんを応援しています!
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