【差がつく理由】塾の夏期講習を無駄にする人・活かす人〈受験トーーク〉
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こんにちは!難関私大専門塾マナビズム姫路校です。
夏休みが近づき、多くの受験生が「夏期講習」を検討、あるいはすでに受講を開始している時期ではないでしょうか。夏は受験の天王山。この期間をどう過ごすかが、合否を大きく左右します。
しかし、残念ながら多くの生徒が夏期講習を「ただ受けるだけ」で終えてしまい、かけた時間とお金を無駄にしてしまっています。
今回は、夏期講習を最大限に活かせる人と、無駄にしてしまう人の決定的な違いについてお話しします。
■ 夏期講習を無駄にする最大の原因は「目的意識の欠如」
夏期講習が失敗に終わる生徒に共通しているのは、「何のためにその講座を受けるのか」という目的意識がないことです。
「塾の先生に勧められたから」「みんなが取っているから」といった理由で講座を申し込み、ただ授業に出席してノートを取る。これを繰り返すだけでは、残念ながら成績は上がりません。
なぜなら、授業で得られるのはあくまで「なるほど!」という納得感や「理解」までだからです。
例えば、一流の野球選手からバッティングの極意を教わったとします。話を聞いて「なるほど、そうやって打つのか!」と理解しただけで、いきなりヒットを量産できるようになるでしょうか?なりませんよね。実際に何度も素振りをして、ボールを打ち、練習を重ねて初めて、その理論が自分のものになります。
勉強も全く同じです。授業は「理論を教わる」段階にすぎません。その後の「暗記」や「演習」といった自習を通じて、初めて知識が定着し、テストで点が取れる力になるのです。
目的意識なくただ授業を消化しているだけでは、この最も重要な「自習」のステップに進めず、結局「分かったつもり」で終わってしまうのです。
■ 夏期講習を活かせる人の2つの共通点
では、夏期講習を成功させる生徒は何が違うのでしょうか。ポイントは2つあります。
夏休みは、受験生一人ひとりの学力差が最も広がる時期です。基礎が固まっていない生徒もいれば、応用問題にどんどん挑戦できる生徒もいます。
そんな中で、自分の現在のレベルに合っていない講座を取っても意味がありません。
例えば、英単語2,000語の暗記すら終わっていないのに、「過去問対策講座」を受講したとします。その講座で得られる気づきは、「やっぱり単語が足りないな」ということだけでしょう。それは、わざわざ講座を受けなくても分かっていたはずです。
自分の弱点を正確に把握し、それを克服するために最適な講座は何かを見極めることが、夏期講習を成功させる第一歩です。
夏期講習を活かせる人は、授業の時間が増えた分、勉強の総時間が増えたとは考えません。
彼らは、「授業でインプットした知識を、自習でアウトプットする」というサイクルが不可欠だと知っています。
もし1日に4時間の授業を受けるのであれば、その内容を完璧に自分のものにするためには、体感として1.5倍~2倍、つまり6時間から8時間の自習時間が必要です。
授業を受けることで安心してしまい、自習時間が減ってしまうのは本末転倒です。授業はあくまで学習のきっかけ。「授業+復習・演習」を必ずセットで行い、学んだことを使える知識へと昇華させましょう。
■ まとめ:有意義な夏にするために
夏期講習は、使い方次第で学力を飛躍的に伸ばす絶好の機会です。しかし、ただ漠然と受けるだけでは、貴重な時間と労力を浪費してしまいます。
この夏、あなたが受ける講座は本当に今のあなたに必要ですか?
その講座を受けることで、何をできるようになりたいですか?
ぜひ一度立ち止まって、自分の学習計画を見直してみてください。目的意識を持って夏期講習に臨むことが、合格への最短ルートです。マナビズム姫路校は、すべての受験生が有意義な夏を過ごせるよう、心から応援しています。
↓こちら今回参考にした動画です。マナビズムチャンネルは他にも受験の参考になる動画をあげているので是非見てみてください!