関西大学の数学(理系)
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みなさん、こんにちは!
マナビズム姫路校です。
2022年度入試も、いよいよ本番!長かった受験生活も、ラストスパートです。
体調を整えつつ、感染症にも気をつけて第一志望の試験に挑んでくださいね。
さて、今回は関西大学の数学対策について、詳しくまとめました。
関西大学の数学は超難問というわけではないですが、骨のある問題が出題されます。計算力や思考力を問う問題も出題されます。題意をしっかり理解して正確に解ける実力が必要です。基礎的な知識をしっかりマスターしておけば高得点も狙えるため記事を参考に、数学対策の完成度を上げていきましょう!
- 目次
- 1.関西大学 数学入試概要
- 2.出題分析(2022)
1.関西大学 数学入試概要
関西大学の数学について、概要から見ていきましょう。
1-1.試験時間と問題形式
試験時間 100分
1-2.問題形式
記述式・空所補充問題
1-3.学部ごとの合格目標点率
総合情報学部 72%
社会安全学部 71%
システム理工学部 80%
環境都市工学部 80%
化学生命工学部 75%
1-4.出題傾向(2020年度入試 数学)
大問1 記述問題
大問2 空所補充問題
大問3 記述問題
大問4 空所補充問題・小問集合
基本的には記述問題が1~2問、空所補充・小問集合問題が2~3問で、大問4~5問で構成されています。出題範囲は「数学(ⅠA)(ⅡB)(Ⅲ)」からの出題で、「微分・積分」からの出題は基本的に毎年出題されています。微分・積分以外からの出題は、「ベクトル・数列・確率・複素数平面・三角関数・二次曲線・円、楕円曲線」等からまんべんなく出題されています。整数問題も出題されることがあるのでしっかりと対策することが必要です。
2.出題分析
記述、空所補充・小問集合全体において言えることですが、一つ一つの問題の難易度はとても高いわけではないです。ただ、基礎的な知識が固まっていないと意外と解けないという事態になるので、難しい参考書で勉強するよりかは、標準問題を幅広く正確に速く解けることを目標に勉強を進めてほしいと思います。
2-1.記述問題
基本的に大問1つにつき(1)~(3)か(4)までの出題です。設問の最初から最後にかけて誘導している問題が多数出題されています。一つ一つの設問の難易度はそこまで高くはないですが、つながりを意識しないと解けない問題が多数あります。問題を解きながらなぜこの問題を解かせるのかということを意識しながら解くことで、問題全体の道筋が見えてくるでしょう。また、たとえば(3)で詰まったとき(1)、(2)を見返すことで解き方のヒントとなる事がよくあります。なので過去問で勉強をする際は、全体の道筋を意識して勉強していくことをお勧めします。また数値代入をしなければならない問題も出題されることがよくあります。計算ミスを防ぐためにも、最後まで文字のまま計算して最後に数値を代入することや、計算式をできるだけ簡単にかつ、見やすいように書くことが計算ミスをなくすことにつながります。普段の勉強から本番を想定して途中式を丁寧に書き、答えの数値をバシッと正解できるようにしておくことが大切です。
2-2.空所補充・小問集合問題
空所補充問題は記述問題に比べ簡単だと思っている受験生が多いと思います。しかし、実際関西大学の空所補充問題を見てみると記述問題に比べヒントが少なく意外と埋めることができないという事態になりやすいです。まず、空所補充問題では前後のつながりはもちろんありますが一つの空所単体で解答できるものもあるので埋められるところから埋めていきましょう。そうすることで埋められなかったところが前後の関係で埋められたりすることもあります。また、小問集合は基本的な知識、計算力が試される問題がほとんどです。基礎がしっかりと固まっている受験生であれば落ち着いて解けばちゃんと解ける問題がほとんどですので、時間配分を気にしながら対策をしていきましょう。多少の思考力が必要な問題もあるので少しの余裕が持てるよう勉強を頑張ってください。