英検2級のリーディングとは?基本から合格点の割合・7つの対策まで解説

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「時間が足りない」「長文が読めない」「何を勉強すればいいのかわからない」。

いずれも、英検2級のリーディングで受験生が抱える共通の問題です。

そして、実際の受験は想像以上に時間との勝負であり、そう簡単には合格できません。

本記事では、英検2級リーディングの基本から、時間配分、そして7つの対策まで詳しく解説します。

大学受験のために合格を目指しているキミは、ぜひ参考にしてください。

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□具体的に何から始めたらいいかわからない
□合格までの計画を立ててほしい
□1人で勉強を進められない
□勉強しているが成績が伸びない

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英検2級のリーディングとは

英検2級 リーディングとは

英検2級の「リーディング」とは、英語の読解力を測るセクションのことです

高校卒業程度のレベルであり、大学受験の標準的な英語力に相当する難易度となっています。

主に、文脈(文章の流れ)に合った語彙(単語)を選んだり、内容の要点をつかんだりする力を問います。

語彙力(知っている単語の数)、文法知識、そして長文読解力をバランスよく鍛えなければなりません。

参考:英検(実用英語技能検定)|公益財団法人 日本英語検定協会

2024年からの新形式での変更点

英検2級は2024年度からリニューアルし、リーディングでは大問3の長文が1つ削減となりました。

リニューアル後からは、「Eメールの文」と「説明文」の2つだけになっています。

なお、出題のスタイルは以前と変わりありません。

しかし、問題数が減った分、1問あたりの配点(点数の重み)が高くなるのは十分に想定できます。

リニューアルの詳細は、『問題形式リニューアルサイト|英検|公益財団法人 日本英語検定協会』からチェックできます。

英検2級のリーディングの問題は3種類

英検2級 リーディング 種類

英検2級のリーディングは、3つの問題タイプに分かれています。

いずれも4択式ですが、問題の形式が異なります。

【大問1】語彙・文法・会話表現の空所補充問題

語彙・文法・会話表現の空所補充問題

※画像出典:2級の過去問・試験内容 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会

リーディングの大問1は、1文の中にある空欄に当てはまる「適切な語句」を4つの選択肢から選ぶ問題です。

「単語の意味を覚えるだけでなく、どのような文脈で使うかまで理解しているか?」を試すセクションとなります。

例えば「devote A to B」のような熟語や、「apologize」のような定型表現の使い方をわかっていないと選べない問題などが出題対象です。

全部で17問、語彙(単語)、熟語(決まった言い回し)、文法、会話表現などをバランスよく問う構成となっています。

【大問2】長文の空所補充問題

長文の空所補充問題

※画像出典:2級の過去問・試験内容 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会

リーディングの大問2は、接続詞や、話の流れに合った言葉を選んで入れる問題です。

単語の意味だけでなく、文章全体の論理的な構成を理解する力が求められます。

実際の試験では、2つの説明文(だいたい250〜300語くらい)が対象です。

各文章に3つずつ、全部で6つの空欄補充の構成となっています。

前後の文のつながりをしっかりと読み、どの言葉を入れたら話の流れが自然になるかを考えて回答します。

【大問3】内容一致の選択問題

内容一致の選択問題

※画像出典:2級の過去問・試験内容 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会

大問3は、英語のEメールと説明文を読んで、質問に対する適切な回答を選ぶ問題です。

Eメールはだいたい240語くらい、説明文は350語くらいの長さです。

全部で8問、Eメールに関する問題が3問、説明文に関する問題が5問という構成になっています。

主に、「きちんと読めているか?」「内容をつかめているか?」を試すセクションと考えてください。

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英検2級のリーディングの合格点は何割?

英検2級 リーディング 合格点

英検2級のリーディングは全部で650点満点で、合格のためには「だいたい7割」の得点が必要です。

具体的には、以下のような目安になります。

  • CSEスコア(英検の採点方式)で → 520点以上
  • 問題数ベースで → 31問中、21問以上の正解(約68%)

ただし、あくまでも目安であり、試験の難易度によって上下します

この難易度による上下は、CSEスコアという独自の得点形式の仕組みが関係しています。

CSEスコアの仕組み

CSEスコアとは、英検の採点に使っている『点数のつけ方』のことです。

リーディング・リスニング・ライティングごとに650点満点となっており、2級の合格には合計1520点以上が必要です。

この配点方式は、単純に正解数だけで合否を判定していません。

問題の難しさも加味して、一定のスコアを算出する仕組みになっています。

例えば、難問ばかりを解いている場合は得点が高く、その逆であれば低くなります。

つまり、同じ正解数でも、解いた問題が難しいほどスコアは高くなるわけです。

公式は上下する数値を公開していませんが、おおよそ±20点〜30点程度の変動が目安です。

英検2級のリーディングの時間配分

英検2級 リーディング 時間配分

英検2級のリーディングに使える時間が45分(筆記全体で85分)として、以下の配分が目安になります。

大問
問題数
推奨時間(45分内)
1:語彙・文法 17問 約18分(1問1分以内)
2:説明文2題 6問 約13分(1題6〜7分)
3:実用文2題 8問 約14分(1題7分)
合計 31問 45分程度

なお、別でリスニングが約25分あることから、全体では約110分の試験時間となっています。

大問1に対して1問1分を確保し、残りの時間は大問2と大問3、そして見直しに充てるようにします。

時間配分を意識した練習を重ねることで、本番でも焦らずに解答できます。

英検2級のリーディングで正答率を高める7つの対策

英検2級 リーディング 対策

英検2級のリーディングで正答率を高めるおすすめの対策は、以下のとおりです。

  1. 瞬間判断で解答する
  2. 頻出パターンを覚える
  3. 長文はタイトルから内容を予測する
  4. 選択肢を事前にチェックする
  5. 接続表現を活用する
  6. 語根と接頭辞を学ぶ
  7. 英検2級専用の単語帳を活用する

瞬間判断で解答する

英検2級のリーディングにおける大問1は、知識勝負です。

パッと答えが思い浮かぶかがカギになります。

3秒見て「わからない」と思ったら、それ以上考えても正解する可能性は低いと考えてください

すぐに次の問題に進んで、もし時間が余ったら最後に戻って考えます。

4つの選択肢は、「これは明らかに違う」というものを外していけば効率が良いです。

全部わからなくても、2つまで絞れれば半分の確率で正解できます。

頻出パターンを覚える

英検2級のリーディングでは、出やすい単語や言い回しのパターンを覚えておくことも対策の1つです。

例えば、以下のよく使うフレーズや使い方を身につければ、語彙力が向上します。

  • 動詞+前置詞のセット(「look at(〜を見る)」や「depend on(〜に依存する)」など)
  • 形容詞と名詞の組み合わせ(「strong wind(強風)」や「deep sleep(深い眠り)」など)
  • 副詞の使い分け(「quickly(素早く)」と「fast(速く)」の違いなど)

「パターンがわからない…けどお金はかけたくない」

と考えているなら、過去問が公式から3年分、無料で閲覧できます。

一定の傾向は見て取れるため、何度も繰り返し練習してください。

>>2級の過去問・試験内容 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会

長文はタイトルから内容を予測する

リーディングで長い文章を読むときは、最初にタイトルをチェックしてください。

「たぶんこんな内容が書いてあるだろう」と内容を想像でき、読みやすくなります

また、難しい言葉や専門用語が出てきても、「これはこんな意味かもしれない」という判断も可能です。

試験に限らず、英語のニュースからリスニングに至るまで、同じようにタイトルを見聞きする方法は有効です。

選択肢を事前にチェックする

英検2級のリーディング問題を解くときは、本文を読む前に、選択肢をすべて見ておくという方法もあります。

「何を聞かれているか」がわかると、「どこを読めば良いか」がはっきりするからです

英検2級の長文の問題は、だいたい段落の順番に合わせて作られています。

最初の段落を読んだら、それに関する1問目、次の段落を読んだら2問目という感じでつながっているわけです。

1つの段落を読み終えたら、その内容に関する問題をすぐに解くのもテクニックとなります。

接続表現を活用する

リーディングの空欄に何が入るか悩んだときは、接続表現をヒントにすると正解を見つけやすくなります。

  • 「However(しかし)」
  • 「Therefore(したがって)」
  • 「For example(例えば)」

「前の文とどのようにつながっているか」を教えてくれるサインとなるからです。

どうしても困ったときには、裏技のように活用して選択肢を絞り込んでください。

語根と接頭辞を学ぶ

英検2級のリーディングでは、語根と接頭辞も役立ちます。

知らない単語でも「なんとなくこのような意味かな?」と予想できるからです。

  • 「pre-」は「前に」
  • 「un-」は「〜ではない」
  • 「-tion」は名詞っぽくする

このようなパターンを少しずつ覚えていくと、語彙(知っている単語)がさらに増えていきます

長い目で見ると、語彙力アップにも役立ちます。

英検2級専用の単語帳を活用する

リーディングに特化して学びたいのであれば、「英検2級でる順パス単」のような専用の単語帳が有効です。

よく出る単語を効率よく覚えていくだけで、パッと見て内容を理解しやすくなります。

「英検2級でる順パス単」はおおよそ1,700単語を収録しています。

1日に300〜400語くらいを目標にして、5日で1周するペースが理想的です。

忘れるものだと考えて、何度も出会う回数を増やした学習を心がけてください。

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英検2級のリーディング対策まとめ

英検2級 リーディング対策

英検2級のリーディングで合格するには、7割以上の得点が必要です。

時間配分と、3つの大問それぞれに適した解法を身につけることが合格への近道です

特に、語彙力の強化と頻出パターンの習得は、短期間での得点アップにつながります。

マナビズムでは英検2級の合格に向けたコンテンツや、1人ひとりに最適化した指導を提供しています。

志望校への合格を本気で目指したいと考えているなら、ぜひ相談してください!

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英検2級のリーディングに関するよくある質問(FAQ)

英検2級のリーディングの配点は?

英検2級のリーディングの配点は、CSEスコア(英検の採点方式)で650点満点です

求められる正答率は約7割となっており、つまり520点以上の得点が合格の目安となります。

ただし、試験の難易度によって合格ラインは多少変動します。

英検2級のリーディングの難易度はどれくらい?

英検2級は高校卒業程度のレベルで、大学受験の標準的な英語力に相当します

リーディングもこのレベルと同様の難易度設定になっており、準2級と比べて語彙レベルや文章の複雑さが上がります。

英検2級のリーディングの問題数は何問?

英検2級のリーディングの問題数は、31問です。

大問1が17問、大問2が6問、大問3が8問という構成になっています。

2024年のリニューアル前は38問であり、問題数そのものは減っています。

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