基礎英文問題精講の効果的な使い方
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【基礎英文問題精講の概要と使用目的】
何十年もの前から定番人気のシリーズ。この問題集は英文解釈の本で、本書に書かれている通り、レベルは難関国公立2次・難関私大まで対応していて、この参考書をやれば、入試に必要な構文のポイントを抑えることができます。
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【基礎英文問題精講の具体的内容】
この参考書の内容は構文編が40題、文脈編20題、応用問題編20題、頻出重要テーマ演習編30題となっていますが、正直、構文編をやるだけで十分です。
この本の構文編では、英文解釈で重要なポイントが詰まっているので、構文編が終わったら、次やる参考書に移ってもらっても大丈夫です。
ただ、文脈編もやっておけば、指示語や言い換え、同意・反意表現、省略などといった、英文読解で重要な、文と文のつながりの基本的なところもわかってくるので、文脈編までやるのもおススメです。
それ以降の問題はやらなくて十分です。
【基礎英文問題精講の使い方】
1.例題を全訳する。和訳する時に、英文にS・V・O・Cを振ったり、どこからどこまでが名詞・形容詞・副詞なのかをマークする。
→問題を解くときは、例題だけで構わないです。重要類題や、練習問題はムシして大丈夫です。構文編では全訳をしますが、文脈編をやるときは問題を解くだけで十分です。
2.解説を熟読する。
→文法や構文のポイントを押さえること。
3.復習する際に、英文を通読して、英文の意味が取れてたらOK。
1日2題のペースで、構文編だけで20日、文脈編も含めると30日で完成します。
【基礎英文問題精講の注意点】
本書を使うのであれば、いつからでもはじめてもいいですが、少なくとも夏までには終わらせるのがベストです。
この本書の英文は比較的文が短めなので、文脈編があるといえど、本格的な長文対策にはならないので、別の参考書で数をこなす必要があります。
「やっておきたい英語長文300/500」(河合出版)がおススメです。
こちらは関関同立専門マナビズムでも使用しております。
この参考書の訳例の意訳をマネする必要はありません。基本、直訳でOK。それでヘンだったら自然な日本語になるように訳を変える程度で十分です。
ただし、同志社や関学、立命館のIR試験など、下線部和訳が出題される大学を受ける人は、添削をしてもらってください。
この時、相手に見てもらうことを意識して、どうしたらち正確に伝わるのかを考えながら日本語訳を書くことを意識してください。
この意識をすることで記述の得点率がグッと上がっていきます。
同志社の長文で、同意表現を選ばせる問題は文脈ももちろん考えなければならないですが、一番大事になるのが英文を正確に解釈する力が必要になるので、構文編でその力を鍛えてください。
関大の長文で、指示語問題はよく出るので、文脈編でチェックして下さい。
また、基礎と言いながらも大学入試標準レベルなので、数問やってみて、挫折するなら同シリーズの「入門必修英文問題精講」から始めてください。