【英文解釈の技術70-100】特徴・使い方・勉強法

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英文解釈の技術の概要と使用目的

英語を学習していく上で、最終目標は初見の英語長文をスラスラ読める様になることです。そのためには英単語や英文法をしっかりとインプットしていく事はもちろんですが、それだけでは英語長文がスラスラ読める様になりません。

英語長文がスラスラ読めない原因は何でしょうか?それは、一文一文を正確に訳せていない事が原因となります。英文1文1文の構造を正確に把握し、正確な日本語訳が出来る様になれば、英語長文がスラスラと読める様になります。
それが「英文解釈」です。
この英文解釈の技術という参考書は「英文解釈」を学ぶ上で素晴らしい参考書となります。

基礎英文解釈の技術70・100の特徴

特徴としては主に4点あげることができます。

  1. 大学受験に最低限必要な情報が全て網羅
  2. 丁寧な解説付き
  3. 例題→問題演習
  4. CD付き

それでは各特徴について詳しく説明していきます。

①大学受験に最低限必要な情報が全て網羅されている
センター試験では必ず出題される構文から私大難関レベルまでの受験に最低限必要な知識が全て網羅されています。また、構文のポイントが分かりやすく簡潔にまとめられています。

②丁寧な解説付き
各例題、問題演習にS,V,O,Cの記号が振られているため、自分がどこでつまづいたのかを明確にすることができます。

③例題→問題演習
1問ごとに例題でその章で扱う文法事項を確認し、問題演習でその知識を使うというサイクルになっているため知識が定着しやすいと言えます。

④CDつき
この参考書には例題の音声を収録したCDがついているため耳からも学習することが可能となっています。英作文やリスニング対策もしなければならない場合、このCDを使って勉強することで長文読解、英作文、リスニングすべての技能を鍛えることができます。

基礎英文解釈の技術100のメリット

  • 前から順に難易度が上がっていくため無理なくステップアップできる。
  • 受験で頻出な知識が簡潔にまとめられている。
  • S,V,O,Cまで書かれた非常に丁寧な解説が掲載されている。

基礎英文解釈の技術100のデメリット

特にありませんfが、例題のすぐ下に問題演習があるためどの知識を使うかが分かった状態で解くことになります。したがって分かったつもりになってしまわないよう注意が必要です。基礎英文解釈の技術100のメリット・デメリットは以上のようになっています。

この様に、参考書は現在の自分の実力や志望校に応じて正しいタイミングに正しいものを選ばなければ成績はあがりません。「正しい参考書の選び方が出来ているか不安!」という方は以下の記事を参考にしてください。
【合格者は知っている!】失敗しない参考書の選び方・使い方

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英文解釈の技術の内容

これから英文解釈の技術70と100の内容について詳しく紹介していきます。

入門英文解釈の技術70

入門英文解釈の技術70は中学~高校一年生のレベルとなります。関関同立志望の受験生の多くはこの基礎の部分が出来ていないので入門からしっかりと基礎を定着させましょう。
スケジュールとしては、関関同立を目指すのであれば、受験学年の夏までにはこの参考書を完璧にしておく必要があります。

基礎英文解釈の技術100

関関同立の中で、同志社大学と関西学院大学では短文和訳問題が出題されます基礎英文解釈の技術100を完璧にすれば上記の短文和訳問題対策は完璧です。関関同立志望の受験生は夏以降この参考書を使って勉強していきましょう。

基礎英文解釈の技術100の使い方・勉強法

まず、英文解釈を勉強する目的は英語長文をすらすら読めるようにすることです。英語長文の問題に取り組むうえで最低限必要な単語や熟語は暗記によって得るしか方法はありませんが構文理解を暗記だけで済ませようとすると例外が発生したり、膨大な量になってしまったりして対応しきれなくなってしまう可能性があります。

ここでは、そのような最悪の状態を生み出さないようにするための具体的な基礎構文解釈の技術100の使い方・勉強法を紹介します。解答が丁寧な参考書、さらに例題がすぐ上にある問題演習においては、前述したように解説を読んだだけで「分かったつもり」になってしまいがちです。それを防ぐためには、この参考書の場合、CDを有効活用しながら1周ではなく2~3周繰り返し

それぞれ次のレベルの参考書や問題集に進んで分からないところが出てきた際にはこの参考書に再び戻ってくるというスタンスで取り組むことが重要です。

①例題に自力で取り組む。
設問にとらわれず、S,V,O,Cや名詞、形容詞、副詞といった品詞を意識しながら自力で日本語訳をノートに書いて作ってみましょう。このとき、分からない単語や熟語が出てきたら単語帳や辞書で確認しましょう。

②例題の解説を熟読し、自分の英文解釈に誤りがなかったか確認する。
例題の下に丁寧な解説が掲載されています。設問部分ではなかったところも、自分が付けたS,V,O,Cは正しかったかや品詞の理解は合っていたのかを確認するようにしましょう。

③例題でなぜ間違えたか、どの知識が足らなかったのかを明確にする。
解答の全文和訳と自分の日本語訳を見比べて、「なぜ間違えたのか」や「次に同じような問題が出てきた場合、どのように対応していくべきか」を明確にしましょう。1周目の場合、難しいと感じたら演習問題には無理に取り組まなくても結構です。

➃1テーマごとに例題、演習問題に取り組む
1周目に取り組んだ例題にS,V,O,Cを付け、品詞を意識しながらもう一度取り組みましょう。その後、例題への取り組み方と同じ要領で演習問題へ進みましょう。

⑤週の最後に今週解いた問題を総復習する。
受験生であれば、日に2~3章のペースで行いましょう。翌日は次の範囲を行うのはもちろんですが、前日に行った範囲で間違えた演習問題に対しても再度、解きなおすようにしましょう。また、1週間のラスト2日でその週に進んだ範囲に対して総復習を行うようにしましょう。

英文解釈の技術の注意点

仮に単語・熟語・文法が完璧だったとしても文の構造を把握できなければ誤った日本語訳になってしまいます。大学受験では文の構造が把握できなければ訳す事が難しい英文がたくさん出題されるわけですが、この時に英文解釈の勉強をしていなければ太刀打ちできません。

また、英文解釈を学べば、文の構造からわからない単語の意味を類推出来る様にもなります。どれだけ単語の勉強をしたとしても試験に出てくる長文の単語の中でわからないものが無いという状態にすることは不可能です。

必ず、わからない単語が出てきます。こうした場合に対処出来る様になる為に、普段からわからない単語が出てきたら、すぐに辞書を引くのではなく、まずは文の構造から類推して訳を考えてみて、その後それが本当に合っているのか検証する為に辞書を引くようにして下さい。

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似ているレベルの参考書

似ているレベルの参考書として「ポレポレ英文読解プロセス50」があげられます。


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この参考書と基礎英文解釈の技術100との大きな違いとしては問題数があげられます。基礎英文解釈の技術が例題・演習問題合わせて200題であるのに対して、ポレポレ英文読解プロセス50は50題となっています。

似ているレベルの参考書として挙げていますが、基礎英文解釈の技術100よりも難しい単語や複雑な構文が多く登場するため早慶やMARCH、関関同立の中でも難易度の高い大学・学部を目指す人にオススメできる参考書となっています。

次に使用すべき参考書

次に使用すべき参考書としても、「ポレポレ英文読解プロセス50」があげられます。


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この参考書の特徴は前述した通りです。

基本的にはハイレベルな英語を出題する旧帝大(東大・京大・一橋などの難関国公立)や早慶上智クラスを志望する受験生が英文読解の勉強に入る前に英文解釈の勉強のために使う参考書であるため関関同立やMARCH志望の受験生の中で英語において高得点(9割以上)を狙いにいきたいという受験生以外はポレポレ英文解釈50に無理に手を出さず

基礎英文解釈の技術を完璧にする方が高い学習効果が得られるでしょう。この様に、参考書は現在の自分の実力や志望校に応じて正しいタイミングに正しいものを選ばなければ成績はあがりません。「正しい参考書の選び方が出来ているか不安!」という方は以下の記事を参考にしてください。
【合格者は知っている!】失敗しない参考書の選び方・使い方

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