「有名」私大古文演習の効果的な使い方
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「有名」私大古文演習
「有名」私大古文演習の概要と使用目的
受験後半にさしかかり、古文読解の力がついてきて演習問題を解いている受験生の皆さん、関関同立志望の受験生の皆さん、今回紹介する《「有名」私大古文演習》という参考書をもうやりましたか?
この参考書は河合塾出版の問題演習型参考書で、有名私立大学の入試問題を20題厳選して収録しています。
対象者としては、関関同立、早慶上智を目指す人が使うようにしてください。
そして、本書は古文単語、古典文法が頭にある程度入っている状態、つまり受験後期に取り組むのがおすすめです。(本書のレベル的に少し難しい)
そして、「ジャンルや時代がかたよらないように構成」されているので色んなパターンの問題を体験することができます。
「有名」私大古文演習の具体的な内容
この参考書の特徴は「解説編」に問題本文と本文解釈を上下に併記しているので、問題を解いていた時の自分の訳と正しい訳とを比較することができます。
この作業は古文の勉強の中で核となるものです。
自分の訳と正しい訳にズレがある場合は「どうしてこんな役になるのか」をしっかり考えて、早急に修正するようにしてください。
さらに、レベルが難しすぎる設問に関しては「このような問題は解けていなくていい」とまで言い切るので、自分が解かなければならないレベルが把握できます。
「有名」私大古文演習の使い方
1.制限時間を気にしながら解く
これは30分を目安に解くようにしましょう。
2.答え合わせをして、解説を熟読する
このレベルの勉強で大切なのは「テキトーに解くのではなく、自分なりの解答根拠を持って解答する」ことです。
これを意識しながら解くことで、古文読解そのものの力も格段に伸びるし、有意義な答え合わせができると思います。
この時、しっかりと解説も熟読して、自分の間違えた問題などは理解してから次に進みましょう。
もしも、この参考書が自分に合っていないくらい難しいと感じた人は「中堅私大古文演習」という河合塾シリーズの参考書がおすすめです。チェックしてみてください。
「有名」私大古文演習の注意点
もしも関東のほうの大学の問題に触りたいときは、「首都圏「難関」私大古文演習」というこれまた河合塾シリーズの関東向けの演習型参考書があるので、そちらも参考にするようにしてください。