そのまま出る世界史の一問一答の効果的な使い方
更新日: (公開日: ) WORLD-HISTORY
そのまま出る世界史の一問一答の効果的な使い方
そのまま出る世界史の一問一答の概要と使用目的
この参考書は空所補充の一問一答式形式の問題が収録されています。
「世界史のそのまま出るパターン一問一答」と名前が似ていますが別の参考書です。
様々な大学の過去問を教科書(「詳説世界史」など)の配列順に構成し、基礎レベルの問題から本格的な問題まで出題頻度別に網羅できるようになっています。
各自のレベルに合わせた学習はもちろんのこと、基本的な歴史事象の総復習に本書を活用していきましょう。
そのまま出る世界史の一問一答の具体的な内容
この参考書はごく普通の一問一答形式の問題集です。
出題の頻度が記されているので頻度の高いものはより一層集中的に演習していくようにすると効果的です。
逆に、出題頻度の低いものをあえて集中的に解く方法もとれるため、入試直前期の難問演習にも極めて効果的であろうと思われます。
そして、各設問は、主要大学の過去20年間に出題された入試問題の本文そのままの形ですので、実際の入試問題や頻出用語をつかむことができます。
割とセンター試験から抜粋された問題が多いのも本書の特徴です。
また、地図や表も豊富に挿入されているため、文字だけでは理解に苦しんでしまう範囲にも対応できるように工夫されています。
「ナビゲーター世界史」や「詳説世界史」、「時代と流れのつかめる用語問題集世界史B」と併用して学習すれば、定期テストレベルの問題から、入試本番さながらな問題のポイントまで幅広く重要事項をつかめます。
特に、頻繁に問われる「戦後史」の解説が充実していますのでしっかりと確認しましょう。
そのまま出る世界史の一問一答の使い方
この参考書に取りかかる前に、まずは「ナビゲーター世界史」や「詳説世界史」、「時代と流れのつかめる用語問題集世界史B」で世界史全体の流れを把握しておきましょう。
一つ一つの歴史事象をバラバラに覚えて行くよりも関連性をもって覚えていく方が時間を使わずに済むので、先に全体像をつかんでおくことをオススメします。
また、この段階で各歴史事象や人物、地名を頭に残しておくと、後で各設問に取りかかっていく際にスムーズに進めていけます。
それらの基本的な学習が終わればこの参考書を始めていきましょう。
設問にはレベルが表記されているので、各自のレベルに合わせて問題をこなすことができます。
そのまま出る世界史の一問一答の注意点
残念ながら索引が載っていない点がこの参考書の欠点です。
語句を検索することができないので、自分の中で特に注意すべきものにはしるしを入れておきましょう。
また、一問一答形式の問題集全般においていえることですが、流れが表記されていないので、流れのつかめる問題集「時代と流れのつかめる用語問題集世界史B等」もやっておきたいところです。
最後になりますが、問題の解答のみを覚えるのでなく、その語句に関連する人物や地名、事象を頭に入れ、どの部分が問われても答えられるようにしましょう。
そういった幅広い知識が世界史の高得点につながっていきます。