神余のパノラマ世界史の効果的な使い方
更新日: (公開日: ) WORLD-HISTORY
神余のパノラマ世界史
神余のパノラマ世界史の概要と使用目的
この参考書は古代〜フランス革命までの一冊と、ナポレオン時代~現代までの一冊と計二冊でセットとなっています。
カラーで見やすく、地図が豊富に載っている点が最大の特徴です。
世界史の流れが丁寧に説明されているので、歴史事象などの用語の意味は理解できるが、流れがあまりつかめない人に適した参考書です。
世界史全体の流れをつかんでいくために二冊とも読み進めていきましょう。
語句などの用語の意味だけを覚えただけでは知識として定着しにくく、いざ問題で問われた際にその語をうまく引き出すことができません。
神余のパノラマ世界史の具体的な内容
詳説世界史など他の流れをつかんでいくための参考書よりも、掲載語句や地図が多く、整理するための年表もついていて丁寧に構成されています。
また、オールカラーなのもこの参考書の特徴の一つです。
話し言葉で記述されている点も堅苦しくなく読みやすさを引き立てます。
取り扱われている語句のレベルはセンターレベルですので、MARCHや関関同立などの難関私大を目指す人は本書だけでなく、ナビゲーター世界史や一問一答用語問題集世界史Bも併用していく必要があります。
~フランス革命までと、ナポレオン時代~現代までの二冊に分かれていますので、自身の苦手な方だけ取り組んでみてもよいですし、両方読み込んでいってもよいでしょう。二部構成な点だけ頭に入れておくべきです。
神余のパノラマ世界史の使い方
世界史の学習をざっくりでいいので、とりあえず一周終え語句の意味が少しでも頭に入った、あるいは語句を見た時に以前目にした記憶があるレベルまで達した人が取り組むべき参考書です。
そういった語句を知りだした人がその内容を確認するとともに、世界史の流れをつかむことを目的に使用していきましょう。
ナビゲーター世界史よりもコンパクトですので秋以降から始めるなど時間的に余裕のない人は本書で流れを完璧にしておきましょう。
また、苦手な範囲を絞ってそこを重点的に読み込んでいくのも本書の使い方の一つです。
そして、オールカラーで細かな地図が記載されているのでしっかりと確認しておきましょう。多くの受験生が疎かにしてしまう地図問題で取りこぼさないでいけるはずです。
神余のパノラマ世界史の注意点
講義口調で記述されていて読みやすいのは確かですが、流し読みになってしまわないように注意しましょう。
また、情報量的に決して満足とは言えないので、MARCHや関関同立、それ以上の早慶上智などの難関私大を志望する人はナビゲーター世界史などの、流れをよりつかむための参考書や一問一答用語問題集世界史Bなどの問題集も併用しておく必要があります。
二部構成であるので一冊だけで全体の流れをつかめるわけではない点に注意しておきましょう。
一通り目を通すだけで満足せず、繰り返し読み込んでいって知識の定着を図り、世界史で高得点が出せるようにしておくとよいと思われます。
世界史は暗記科目なので、覚えているか覚えていないかで点数が変わってきます。
なるべく多くの歴史事象やその背景、流れを覚えておくようにしましょう。