即戦ゼミ英語頻出問題総演習の効果的な使い方
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即戦ゼミ英語頻出問題総演習 の効果的な使い方
即戦ゼミ英語頻出問題総演習の概要と使用目的
英文法問題集で昔から有名な即ゼミです。従来の文法問題集は分野の順番になっていてそれで覚えてしまっているから、入試本番で問題解く時に思い出せるのだろうか?といった不安もあるかと思います。この問題集なら、出題順がランダムなのでこの文法の単元をやってるから、答えもそれに絡んでるといった関連性がなく、演習問題集として使えます。
大学入試英語頻出問題総演習 (以下 即ゼミとする)は英文法の基礎が固まっている人向けで、中堅私大~早慶上智レベルまで対応しています。即ゼミまでやればどこの大学入試の知識問題は十分と言われる程のレベルと分量になっています。関関同立・GMARCH志望者で英語を高得点たたき出したい人はこのレベルまでやってください。使用時期としては秋の間に仕上げるのが理想です。
即戦ゼミ英語頻出問題総演習の具体的な内容
内容は6章分あり、重要構文や重要イディオム、文法・語法、口語表現、語い、そして発音・アクセントの問題となっています。問題のタイプは4択の選択問題だけでなく、語句整序や正誤問題、空欄記述など、私大のあらゆる知識問題に対応できるようになっています。
本書は問題演習(アウトプット)のための参考書なので、一度、文法・語法の内容が単元別にまとめてあって、丁寧に解説されている参考書(インプット用)や簡単な英文法の問題集をきっちりやってから使うとスムーズに勉強が出来ます。
即戦ゼミ英語頻出問題総演習の使い方
1.問題を解く。
2.解説を読んで、暗記事項を覚える
→ どうしても単純暗記になりがちですが、早慶上智レベルだと文法問題でも考えないと解けないものも出てくるので、この表現がなぜこのように使われているのかといった理屈をしらべて理解した上で覚えてください。
3. できなかった問題の解き直し。
→ できるようになるまで何周でもする
即戦ゼミ英語頻出問題総演習の注意点
自分の志望校の出題傾向に応じた範囲だけに絞って勉強してください。例えば、発音・アクセントは関関同立などの大学では出題はなく、勉強する必要はありません。センター試験を受けるのであればもちろん必要ですが、発音・アクセントはこの参考書で対策しないほうがいいかと思われます。私大ではここまで必要だが、センターだったらそこまでいらないだろうといった部分まであるので、どこまでやったら十分なのかを自分で判断ができないからです。
また、5章の語彙の問題は、立命館の語彙問題、同志社・関学の語句の選択問題など各大学でも出題されていて、その問題にもなれる必要があるので、単語帳やってるからとなめずにやりましょう。第4章の口語表現もこれだけおぼえていれば、関関同立の会話文の知識問題に対応できるでしょう。ただ、立命館大や同志社の会話文は長文形式で出題されるので、過去問で慣れておく必要があります。
即ゼミの分量は十分ある上に解説がそこまで丁寧でなく、問題も難しいため、この問題集に挫折する人が多いです。厳しかったらレベルをワンランク下げて、この即ゼミの基礎編である「大学入試New基礎英語頻出問題総演習 (即戦ゼミ (8))」や「【データ分析】 大学入試 アップグレード UPGRADE英文法・語法問題 改訂版」などを使って下さい。そうでなかったとしても、文法問題集の1冊目を即ゼミの基礎編でインプット(覚える)用、2冊目を即ゼミでアウトプット(問題演習)用といった流れで勉強するのをお勧めします。その即ゼミ基礎レベルでも厳しかったら、この前に大学入試ハイパートレーニング(レベル1) 超基礎編をやってからこの2冊のどちらかを始めればよいでしょう。