書き込み教科書詳説世界史の効果的な使い方
更新日: (公開日: ) WORLD-HISTORY
書き込み教科書詳説世界史の効果的な使い方
[書き込み教科書詳説世界史の概要と使用目的]
山川の世界史教科書(詳説世界史)の文章が穴埋め形式で問題になっている書き込み式のテキストです。
文章のすぐ下に空欄の解答が書いてあるので、頭の中で答えを埋めながらでも、あるいは手で書きながらでも、スムーズに読み進められていくことができる点は大きなメリットであり、学習してきた世界史の知識を一通り復習・定着させる段階で使用していくとより効果を発揮するでしょう。
世界史の流れを理解+単語暗記両立のできる一冊といえます。
頭の中に取り込んできた世界史の知識を整理していく際や問題演習として使用していくとよいでしょう。
[書き込み教科書詳説世界史の具体的な内容]
この参考書は主に、書きながら、覚えるという方法で、勉強したい人にむいている内容になっています。
同じページに問題の答えが書いてあるのでいちいちページをめくって答えあわせをする必要がないので使いやすく、集中力が続きます。
山川の教科書の「詳説世界史」と文章などはまったく同じ形で構成されています。写真・図などが多少違うくらいでしょうか。
所々に空欄があって、そこに書き込めるような形式になっているのですが、1回埋めてしまえばそれだけで、後には普通の教科書とほとんど同じものが残るだけです。
本書のメリットとしては、
・教科書を違って簡単に入手しやすい
・紙質が教科書と異なり油性ペンがにじみにくいため、行間にも書き込みをしやすい
・(わずかではあるが)軽量
・オレンジペンで書き込み、赤シートをかぶせて何度でも用語を確認できる
・書き込まず、読みながら空欄を頭の中で埋めて確認することも可能
・脚注が本文に挿入されているので非常に読みやすい
といった点があります。
[書き込み教科書詳説世界史の使い方]
・オレンジペンで書き込み、赤シートで隠して繰り返し確認しながら覚えていく。(オレンジペンの場合は赤シートで消えます)
・空欄部分を頭の中で当てはめながら読み進め、不明な点が出てき次第下の答えを見て確認
主に上記の方法で本書を使い込んでいくとよいでしょう。
新に得た知識は空きスペースに書き込むなどして知識の定着をはかっていきましょう。
[書き込み教科書詳説世界史の注意点]
入試では絶対に聞いてこない歴史用語にすらならないような言葉がたまに空欄になっており、
地図問題は地名が空欄になっているのですが、長い地名でも短い地名でも枠のサイズが一律になっていることが多く枠内に書き込めないことがありました。
その他はとても良いと思います。答えはそのページのすぐ下にあり、赤文字なのでシートで隠せますし、空欄はそこに当てはまる文字数が区切られていて分かりやすいです。
ですが先述の通り地図には書き込みづらいし受験には言葉の確認程度にしか使えないと思います。
個人的にはもう少し流れを掴めるように地図だけでなく図もあって欲しかったです。そういう点では同じ山川出版社の10分間テストと併せて使うと効果的なのかもしれません。
あと、かなり重要な語句が空欄になっていなかったり、ほとんど重要でないものが空欄になっていたりすることや、紙の質がイマイチで、マーカーを塗ると裏側まで汚れてしまうことなどを考えると、教科書に自分で大事だと思ったところにマーカーを塗って覚えて方がいいのではないでしょうか。
確かに書き込むと、その分だけ覚えるというのは確かですが、どうせ書いて覚えるなら、要点の整理などのもかねてワークノートみたいなのに書き込みしたほうがいいと思います。