センター試験 数学Ⅱ・Bの点数が面白いほどとれる本の効果的な使い方
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センター試験 数学ⅡBの点数が面白いほどとれる本
センター試験 数学Ⅱ・Bの点数が面白いほどとれる本の概要
センター数学は平均点をみればわかるとおり、IAよりもIIBの方が難しい。
センター数学特有の60分という時間に苦しむ人が多いことが1番の理由として挙げられる。
ⅡBは単元的にも重く、60分であの量を解き切るには、「問題をみて反射的に解法が思い浮かぶ」というレベルに達する以外にⅡB攻略の糸口はない。
この本は、「センター頻出テーマ」に焦点を当てた参考書となっており、「○○ときたら~」のようにまさにセンター数学のパターンをインプットする参考書だ。
センター試験 数学Ⅱ・Bの点数が面白いほどとれる本の詳細
対象者は、もちろんセンター数学ⅡBを必要とし、なおかつ得点が5割~6割程度で安定してしまっている学生だろう。
センター対策の参考書としては、もちろんのこと「普段用」の参考書としても使うことが出来る内容なので、高校2年生頃に取り組んでも充分構わない。
レベルはセンター試験で7、8割を目指せるかな、というレベルのものである。
見開き1ページで頻出テーマ1つを潰し、全部で100テーマを網羅している。
レイアウトも読み手を飽きさせない工夫を随所に凝らしており、サクサクと読み進めることができるだろう。
センター試験 数学Ⅱ・Bの点数が面白いほどとれる本の使い方
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1.1周目はひたすらスピード重視で前に進め
この本は完全なるインプット型である。
センター数学頻出テーマをインプットさせ、「○○ときたら~だ!」のようなパターン暗記に特化している参考書なのだ。
なので、1周目からウンウンと考えこむ必要はなく、まずは「へ~そういうものなのか」と理解し、少しだけ暗記しようとする。
これだけで最初は構わない。
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2.頻出テーマの暗記
さて、いよいよ効果を発揮するときが来た。
それが2周目以降だ。
先ほど述べた、各テーマに対する解法パターンを暗記してしまおう。
問題に取り組む前に、数分は考えて、無理ならすぐに答えをみて構わない。
その繰り返しで次第に解法パターンが身につくはずだ。
センター試験 数学Ⅱ・Bの点数が面白いほどとれる本の総評
率直に言うと、この本だけでは高得点(8、9割安定)は狙えない。
高得点狙いの場合、特に数列とベクトルは青チャートレベルまで勉強する必要があると思われる。
解説がいいので、偏差値が概ね40~55ある方なら、センター試験対策の導入に。
55以上はいきなりセンター試験対策のワンランク上の参考書へ。
本書が理解できない方は、これでわかる・マセマ・坂田先生の本あたりの相性がいいものから始めるべきだろう。
残念ながらIIBの方がカリキュラム上、量が多いので、IAよりも網羅度が落ちる感が否めない。
しかし、やはりセンター数学対策の導入としては非常にお勧めしたい参考書だ。