センター試験必勝マニュアル『化学Ⅰ』
更新日: (公開日: ) CHEMISTRY
センター試験必勝マニュアル『化学Ⅰ』 の効果的な使い方
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1.センター試験必勝マニュアル『化学Ⅰ』の概要と使用目的
- 題名通り、センター試験で高得点を狙うために使用する参考書です。センター試験の問題というのは、私大入試や国公立入試とは異なった問題パターンが存在しており、その問題パターンごとに勉強することがセンター試験で高得点を獲るための最短経路だといえます。
- 自分で過去問演習をする中でパターンを見つけ出してもいいのですが、そんなことをしなくてもはじめからまとめてくれているのがこの参考書です。センター試験の過去問のみを研究してつくられているので、センター試験で出題される問題の解法に必要なポイントだけがまとめられているので、センター試験で高得点を獲るためにはこの参考書を使用することが最も効率的といえるでしょう。
使用目的は、センター試験で高得点を獲ることです。センター試験が必要でなければ使用する必要はほとんどないでしょう。使用時期は、センター試験の過去問演習をする前、具体的には11月頃に使用することが望ましいと思います。
そのころにはある程度インプットは終了し、他の問題集を通してアウトプットもある程度進んでいるため、知識の整理もそれなりにできているころだと思います。センター試験の過去問に取りかかる前にこの参考書を使用してセンター試験で要領よく点をとる方法を身につけておけば、過去問演習も効率よくすすめられることと思います。
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2.センター試験必勝マニュアル『化学Ⅰ』の具体的な内容
マニュアルらしく、Tool編が多くの部分を占めています。Tool編ではセンター試験に必要な知識が分野ごとにまとめられています。一つの知識がまとめられているすぐ後にその知識について過去に出題された問題が載せられているので、インプット(知識の確認)→アウトプット(問題演習)がすぐにできるようになっています。その問題演習の解答・解説も問題のすぐ後に書かれているので、いちいちページをめくる手間を省くこともできます。
Tool編の最後には、「必勝のための付録」として、特に必要な知識がまとめられているので、この部分はすべて覚えるようにした方がよいでしょう。
Tool編がすべて終わると、「マニュアルで解いてみよう」という問題演習が待っています。問題演習では当然センター試験レベルの問題が、センター試験の形式で出題されているので、それに取り組むころにはセンター試験で自分が取りたい点をとれるぐらいにはなっておきたいところである。
必勝マニュアルと書かれているので、何か特別なテクニックが書かれているのかというとそんなわけではなく、王道の勉強法をしながらセンター試験で高得点を獲ることに特化した書かれ方をしている参考書なので、「必勝マニュアル=怪しい」という思い込みは捨ててこの参考書に取り組んでほしいと思います。
この参考書の大部分をTool編が占めているので、Tool編の使用法を示しておく。
1.はじめに必要な知識が整理されている部分を読んで、自分がこれまでに持っている知識を確認する。知らないことが書かれている場合には、その場で覚えるようにする。
インプット(知識の整理)→アウトプット(問題演習)をどちらも行う参考書なので、まずは知識がまとめられている部分を簡単にチェックするようにしてください。知らない知識が出てきた場合には、その後すぐに問題演習があるのでその問題で使える知識になるようにその場で覚えてしまうようにしてください。
2.「問題演習→解説を読む」を通して知識の整理をしつつセンター試験形式の問題に慣れる。
インプットをしたらすぐに問題演習に取りかかってください。問題を解くときには、なぜこの選択肢は×になるのか、ということを考えることも忘れないでください。これをしなければ紛らわしい問題が出てきたときに迷ってしまうということが起こるので、必ずこの作業は行ってください。
解説を読むときにも、自分の考え方は合っていたのか、間違っていた場合にはなぜ間違ったのかを自分なりに分析するようにしてください。この作業を繰り返し行っていれば、センター試験では必ず高得点が取れるようになります。
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4.センター試験必勝マニュアル『化学Ⅰ』2014年度版の注意点
この参考書を使用すすれば、現行のセンター試験でもそれなりに高得点を獲ることはできます。
しかし、満点をとることは絶対にできません。なぜなら教育課程が変更になっているからです。
2014年度センター試験の時点で出題される範囲と、現行のセンター試験で出題される問題の範囲は異なっていて、現行のセンター試験の出題範囲の方が広くなっています。
当時のセンター試験の問題で出題されていなかったが、現在のセンター試験では出題されるようになった問題もたくさんあるので、その問題に関しては他の参考書を使用して問題演習をするようにしてください。