ビジュアル世界史問題集の効果的な使い方

更新日: (公開日: WORLD-HISTORY

ビジュアル世界史問題集           の効果的な使い方

 
 

1.ビジュアル世界史問題集の概要と使用目的

 
ビジュアル世界史問題集
地図から入る世界史学習をコンセプトに作られた参考書で、一般的な世界史の参考書とは形式が少し異なります。主に地図問題の対策用の参考書で、その地図の大きさが「画像記憶」として、インプットを助けてくれます。
この参考書も「イラスト大図解世界史」と同様、イメージで記憶するにはもってこいの参考書といえます。世界史がなかなか覚えられなかったり、世界史の勉強のやる気が起きない人が世界史を知るために使うことも可能です。
使用する時期としては、インプット期(世界史の流れを理解する)よりも、インプットからアウトプットに移る時期(世界史の要点を覚えていく期間)かアウトプット期(知識を使う訓練をしていく時期)が最適です。
ナビゲーター世界史詳説世界史Bとは違いますので、インプット期(には不向きな参考書といえます。
 
 

2.ビジュアル世界史問題集の具体的な内容

 
問題は31テーマから構成されており、一通り勉強をしていけば、地図問題をうろ覚えにしている人が多いなかで差をつけることを可能にしてくれます。
節の初めには、とくに何について注意すべきかを記した「チェックポイント」が収録されています。これによって意識しておくべき部分が明白となり、勉強効率が上がります。
問題は、すべて各時代・各地域の地図に関するものであり、そこに登場する民族・戦い・国家・都市などが問題にされています。ここで地図による「画像記憶」と問題による「文字記憶」をリンクさせて勉強することで、効率的に記憶できるように工夫されている点が、この参考書の特色です。
世界史の勉強に苦手意識を持っている人でも、この地図メインのひと味違った参考書なら、世界史の知識を頭に入れていく過程でつまずくこともそうないでしょう。
 
 

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3.ビジュアル世界史問題集の使い方

 
まず理解しておいて欲しいことは、この参考書は主に世界史があまり得意でない人、地名と地図が一致してない人向けの参考書であるということです。
使っていく上でのポイントですが、
 

①地図問題対策のために用いるべき参考書であるため、名前だけ覚えたりせずに場所を確認しながら覚えていく。

②広い地域を勉強する際は資料集や用語集も合わせて使用していきましょう。

 
この①、②を意識していれば「ビジュアル世界史問題集(駿台受験シリーズ)をより効率的に使用できているといえるでしょう。
 
 

4.ビジュアル世界史問題集の注意点

 
あくまでも地図問題に重点を置いた参考書なので、センター試験や私大受験を考えている人はこの本一冊では世界史受験をやっていけません。
ですので、あくまでも世界史の基本事項ややっかいな地図問題をイラストを用いて理解して覚えるために使用すべきです。
ナビゲーター世界史詳説世界史Bといった参考書と比べると、情報量が圧倒的に少なく、世界史で合格点や高得点を目指す人はこの参考書の内容は完璧にしておくことはもちろん、また別の参考書を使用していくことをすすめます。
なによりこの参考書はサポートとして使用していく方に特化したものですので、副教材として分からないところがでてきたときに使うことをオススメします。
視覚を通じて記憶に残してくれるので、世界史がどうしても上手くいかない人などは有効活用していきましょう。

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