【志望校選び】MARCHからの就職は厳しい?就職希望者決定率と就職率、平均年収から分かる現実

更新日: (公開日: COLUMN

  • MARCHからの就職率は厳しい?
  • 平均年収はどう?

このように、気になる学生さんは多いと思います。

通常、MARCHは首都圏の有名私立大学として知られています。

学生の皆さんが志望校を選ぶ際には、学問の質やキャンパスライフだけでなく、卒業後の就職率も重要な判断基準の1つとなることでしょう。

ただ、MARCHに合格したら、将来も安泰だということにはなりません。

単に就職率の高さだけでなく、どのような業界や職種に強いのか、また大学が提供するキャリアサポートの質なども併せて考慮することが大切です。

そこでこの記事では、MARCHの就職事情について分かりやすく紹介します。

就職率はもちろん就職先、そして就職サポートにも触れるため、志望校選びにぜひ参考にしてください。

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目次

MARCHは就職に強いって本当?

MARCHは就職しやすいって本当?就職率はどのくらい?

MARCHは就職しやすい、というイメージが強い人は多くいます。

就職に有利とされる理由の1つとして、これらの大学が長年にわたり培ってきた企業との太いパイプが挙げられます。

例えば、大学独自の就職支援プログラムや業界との連携によるインターンシップの機会が充実している点です。

また、MARCHの中にはキャリアセンターが充実している大学も多く、個別のキャリアカウンセリングや模擬面接、履歴書の添削サービスなど、就職活動を本格的にサポートする体制が整っています。

これによって、学生は自己分析や企業研究を深めることができ、就職活動における自己PRの質を高めることができるのです。

ただ、イメージだけで志望校を決めてしまうと、のちのち後悔することも少なくありません。

この状況を過信せず、自分自身での努力と成長が必要であること、そして合格しなければ就職率も意味をなさないことの2つは、忘れてはならないでしょう。

ここからは、MARCHの就職率と就職希望決定率を紹介します。

学生らしく、本当に強いのか、実際の数字から読み解いてみましょう。

なお、MARCHの基本については、「【決定版】大学群MARCH(マーチ)の意味や各大学の特徴から序列まで徹底解説」からご覧いただけます。

はじめに:就職率と就職希望者決定率の違い

就職率と就職希望者決定率は、一見似ているようで実は異なる指標です。

就職率とは、卒業生全体に占める就職者の割合を示す指標です。

簡単に言えば、卒業生はどれだけ就職を選んだかということ。

一方で、就職希望者決定率は、就職を希望する学生の中で、どれだけの割合が就職先を見つけたかを示す指標です。

就職を希望する学生が自分の望むキャリアに一歩近づけたことを意味し、就職支援の質の高さを示唆しているとも考えられます。

このように、就職率と就職希望者決定率は、それぞれ異なる側面から就職状況を捉えるための指標です。

【結果】MARCHの就職状況を推測

MARCH各大学の就職率と就職希望者決定率。各大学の就職率(青色)と就職希望者決定率(緑色)は、信頼区間のエラーバーを含めて棒グラフで表示

MARCHは、就職に際しても一定の評価を受けています。

しかし、本当にそうなのでしょうか。

最初に、データからみた結果を以下に分けてお伝えします。

  • 就職は厳しいか
  • 就職の現実はどうと言えるか
  • 結果、どう捉えたらいいか

就職は厳しい?

MARCHにおける就職希望者決定率の信頼区間は、90%以上と非常に高い水準にあります。

特に立教大学と中央大学の就職希望者決定率は、94%以上であり、これらの数字は学生が希望する就職先に比較的容易に就職できることを示唆しています。

また、就職率の信頼区間も75%以上と高く、大学によっては90%に迫るところもあります。

これらの数値から、MARCHの学生が厳しい就職市場の中でも比較的良好な結果を得ていると言えるでしょう。

就職の現実はどう?

就職の現実については、MARCHの各大学ともに高い就職希望者決定率と就職率を維持しており、希望する職に就ける可能性が高いと言えます。

ただし、就職率には幅があり、特に法政大学は74.3%から91.5%と最も幅が広いです。

そのため、個々の学生の専攻や就職活動の取り組み方によって結果が大きく変わる可能性があることも念頭に入れておく必要があるでしょう。

MARCHは就職に強い大学群とされていますが、学生一人ひとりの努力や市場の変動により、就職の現実は変わり得ると言えます。

結果、どう捉えたらいい?

MARCHの大学は全体として比較的高い就職率を誇っており、多くの学生が希望する職種に就ける可能性が高いという点は魅力的です。

しかし、就職率だけを見て大学を選ぶことは、その選択の一面だけを見ていることになります。

大学生活は学問を学び、自分自身を成長させる貴重な時間。

将来のキャリアだけでなく、自分の興味や情熱をどのように深めたいかも重要な考慮事項です。

結局のところ、就職率は1つの指標に過ぎません

自分の学びたい分野や、大学生活で何を経験したいか、将来どのような人生を送りたいかという視点を持ち、複数の要素を考慮しながら大学選びをすることが大切です。

ここからは、実際の数値を紹介するため、参考にしてください。

【平均値】MARCHの就職率を各大学別に調査

MARCH大学別就職率の信頼区間

では、本題に戻って、各大学の就職率をチェックしていきましょう。

MARCHの就職率を各大学別に調査した結果*は、以下のとおりです。

大学名 就職率の信頼区間
明治大学 75.1〜80.3%
青山学院大学 73.1〜83.0%
立教大学 78.0〜83.1%
中央大学 76.2〜76.5%
法政大学 74.3〜91.5%

各大学において3年分のデータを紹介するため、どの程度の就職率になっているのか確認してみてください。

*95%信頼区間で平均値を算出。卒業者または就職希望者のいずれか。データ数は3つ。結果、推定値が真の平均値から大きくずれる可能性が高くなる点にご留意ください。

明治大学の就職率:約75.1〜80.3%

参考:就職データ(明治大学)https://www.meiji.ac.jp/shushoku/date.html

明治大学の就職率は、約75.1〜80.3%です。

年度 卒業者数 就職者数 就職率
2022 7,162 5,574 77.8%
2021 7,028 5,530 78.7%
2020 7,153 5,477 76.6%

青山学院大学の就職率:約73.1〜83.0%

参考:進路・就職状況データ(青山学院大学)https://www.aoyama.ac.jp/career/data/

青山学院大学の就職率は、約73.1〜83.0%です。

年度 卒業者数 就職者数 就職率
2022 4,277 3,431 80.0%
2021 4,025 3,121 77.6%
2020 4,018 3,066 76.3%

立教大学の就職率:約78.0〜83.1%

参考:就職・進学データ(立教大学)https://www.rikkyo.ac.jp/about/disclosure/career/

立教大学の就職率は、約78.0〜83.1%です

年度 卒業者数 就職者数 就職率
2022 4,317 3,526 81.7%
2021 4,514 3,595 79.6%
2020 4,555 3,659 80.3%

中央大学の就職率:約76.2〜76.5%

参考:進路・就職データ(中央大学)https://www.chuo-u.ac.jp/career/center/employment_data/

中央大学の就職率は、約76.2〜76.5%です。

年度 卒業者数 就職者数 就職率
2022 6,006 4,588 76.4%
2021 5,723 4,364 76.2%
2020 5,882 4,491 76.3%

法政大学の就職率:約75.4〜91.0%

参考:2021年度(2022年3月)卒(法政大学)https://www.hosei.ac.jp/application/files/5416/6987/8185/2020-2022_.pdf

法政大学の就職率は、約75.4〜91.0%です。

年度 卒業者数 就職者数 就職率
2022 6,352 5,154 81.1%
2021 6,965 5,685 81.6%
2020 7,286 6,326 86.8%

【平均値】MARCHの就職希望者決定率を調査

MARCH大学群の就職希望者決定率の信頼区間を示す棒グラフ

次は、就職希望者決定率です。

MARCHの就職希望者決定率を各大学別に調査した結果*1は、以下のとおりです。

大学名 就職希望者決定率の信頼区間
明治大学 90.2%〜93.0%
青山学院大学 89.0%〜97.6%
立教大学 94.8%〜99.0%*2
中央大学 96.0%〜97.3%
法政大学 94.2%〜98.0%

データから見ても、就職を希望するとMARCH各大学の手厚いフォローを受けつつ、しっかりと手に職をつけられることがわかります。

各大学において3年分のデータを紹介するため、どの程度の就職率になっているのか確認してみてください。

*1…95%信頼区間で平均値を算出。卒業者または就職希望者のいずれか。データ数は3つ。結果、推定値が真の平均値から大きくずれる可能性が高くなる点にご留意ください。
*2…100.8%のため-1%で調整

明治大学の就職希望者決定率:約90.2〜93.0%

参考:就職データ(明治大学)https://www.meiji.ac.jp/shushoku/date.html

明治大学の就職希望者決定率は、約90.2〜93.0%です。

年度 転職希望者数 就職者数 決定率
2022 6,064 5,574 91.9%
2021 6,012 5,530 91.9%
2020 6,020 5,477 91.0%

青山学院大学の就職希望者決定率:約89.0〜97.6%

参考:進路・就職状況データ(青山学院大学)https://www.aoyama.ac.jp/career/data/

青山学院大学の就職希望者決定率は、約89.0〜97.6%です。

年度 転職希望者数 就職者数 決定率
2022 3,606 3,431 95.1%
2021 3,357 3,121 92.9%
2020 3,342 3,066 91.7%

立教大学の就職希望者決定率:約94.8〜99.0%

参考:就職・進学データ(立教大学)https://www.rikkyo.ac.jp/about/disclosure/career/

立教大学の就職希望者決定率は、約94.8〜99.0%*です

*100.8%のため、-1%で調整

年度 転職希望者数 就職者数 決定率
2022 3,615 3,526 97.5%
2021 3,626 3,595 99.1%
2020 3,781 3,659 96.7%

中央大学の就職希望者決定率:約96.0〜97.3%

参考:進路・就職データ(中央大学)https://www.chuo-u.ac.jp/career/center/employment_data/

中央大学の就職希望者決定率は、約96.0〜97.3%です。

年度 転職希望者数 就職者数 決定率
2022 4,735 4,588 96.9%
2021 4,527 4,364 96.4%
2020 4,642 4,491 96.7%

法政大学の就職希望者決定率:約94.2〜98.0%

参考:2021年度(2022年3月)卒(法政大学)https://www.hosei.ac.jp/application/files/5416/6987/8185/2020-2022_.pdf

法政大学の就職希望者決定率は、約94.2〜98.0%です。

年度 転職希望者数* 就職者数 決定率
2022 5,313 5,154 97.0%
2021 5,940 5,685 95.7%
2020 6,617 6,326 95.6%

*就職者数と就職率から独自計算

MARCHは、単に就職率の高さだけでなく、どのような業界や職種に強いのか、また大学が提供するキャリアサポートの質なども併せて考慮することが大切です。

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MARCH卒業者の年収をデータで確認

MARCH卒業生の年齢別平均年収比較グラフ

MARCHは関東の中でも難関私立大学と位置付けられているため、大手民間企業や官公庁へ就職する人も少なくありません。

ここでは以下の2点に分けて年収を紹介します。

  • 新卒時の大学別平均年収
  • 30歳時の大学別平均年収

実際どれくらいの年収を稼いでいるのか、MARCH卒業者のデータを早速見ていきましょう。

新卒時の大学別平均年収

新卒時の大学別平均年収はデータがないため、25歳時の年収を見ていきましょう。

MARCH卒業生の25歳の平均年収は、400万円程度と推測できます。

大学名 平均年収
明治大学 402.8万円
青山学院大学 400.1万円
中央大学 404.7万円

参考:【年齢別】出身大学別年収ランキング|働きがい研究所by open work(https://www.vorkers.com/hatarakigai/vol_80/)

OpenWorkが発表した出身大学別年収ランキングTOP30のなかに入っていた大学は、MARCHのなかで明治大学・青山学院大学・法政大学のみでした。

ランキングを見ていると、1位東京大学、2位慶應義塾大学、3位一橋大学と、偏差値の高い大学がずらりと並んでいます。

MARCHは首都圏で同じくらいの偏差値であることから、それほど差異は見られないと予測できるでしょう。

30歳時の大学別平均年収

つづいて、30歳のときの大学別平均年収を見ていきましょう。

30歳というと、社会人になって8年目を迎え、昇進・昇給に個人差が出てくる頃です。

MARCH卒業生の30歳の平均年収は500万半ば〜後半程度と推測できます。

大学名 平均年収
明治大学 560.4万円
青山学院大学 554.8万円
中央大学 563.2万円

参考:【年齢別】出身大学別年収ランキング|open work(https://www.vorkers.com/hatarakigai/vol_80/)

このように、明治大学・青山学院大学・中央大学における年収に大きな差異はないことから、30歳でも同じくらいの年収であると予測できるでしょう。

MARCHで年収1000万円以上は目指せる?

MARCHで、年収1000万円以上は目指せるのか気になる人もいるでしょう。

結論からいうと、全く目指せない数字ではありません

OpenWorkが発表した出身大学別年収ランキングTOP30では、明治大学・青山学院大学・中央大学の年収は以下のように推移していくと発表しています。

大学名 平均年収
35歳 40歳 45歳
明治大学 673.1万円 747.7万円 807.6万円
青山学院大学 666.2万円 750.7万円 825.8万円
中央大学 681.8万円 766.2万円 830.4万円

発表された年収はあくまで平均です。

つまり、勤める会社や出世次第では年収1000万円も夢ではないでしょう。

年収1000万円を目指すのであれば、1000万円以上を目指せる有名企業や職種が気になりますよね。

MARCH卒業者の有名企業への就職率や平均年収1000円以上の職種について確認していきましょう。

MARCHの卒業生の就職先は?有名企業への就職状況

MARCHの卒業生の就職先は?有名企業への就職状況

MARCHの卒業生の就職先として、どのようなところがあるのかを見ていきましょう。

有名企業への就職率が高ければいいというものではありませんが、1つの目安となります。

有名企業への就職先と言われてもいまいちピンとこない人もいると思いますが、一般的には以下のような企業のことを指します。

  • 日本郵政グループ
  • 富士通
  • りそなホールディングス
  • 三菱UFJ銀行
  • ANAホールディングス
  • キヤノン
  • KDDI
  • 第一生命保険
  • あいおいニッセイ同和損害保険
  • 日本アイ・ビー・エム
  • NTTデータ
  • オムロン
  • ソニー
  • 日立
  • 日通
  • トヨタ自動車
  • 損保ジャパン  などその他多数

有名企業への就職率は、大学通信オンラインの2020年有名400社実就職率ランキング*が参考になります。

*https://univ-online.com/article/career/14189/(現在は削除済み)

法学部
明治大学 28.4%(22位)
青山学院大学 29.1%(20位)
立教大学 23.8%(32位)
中央大学 21.4%(37位)
法政大学 21.1%(38位)

MARCHの中で、有名企業への就職率が高くなっているのは青山学院大学で29.1%です。

次いで明治大学、立教大学、中央大学、法政大学となっています。

全100大学のランキングですので、高くて20位、低くても38位というランク付けは比較的高いといえるでしょう。

明治大学は就職率が高め

卒業生が多い大学は、その分就職率も低下しやすくなります。

なぜなら、たくさんの学生が進学といった就職以外の道を選ぶことが、大きく数字に反映されるからです。

就職率の数字だけ見ても分からない部分はたくさんありますので、そういった点も加味して考える必要があります。

例えば、明治大学は28.4%で22位となっており、上位の大学と比べると低く感じてしまう人もいるでしょう。

しかし、卒業生が5,000人を超えている中でのこの数字は、決して低いとはいえません

数字だけで判断するのではなく、その大学の就職サポートや実際に就職している人の就職先、満足度なども確認することが大切になります。

学歴フィルターの存在

「学歴フィルター」という言葉を聞いたことがある人もいると思います。

学歴フィルターとは、企業側が学生を採用する際、大学名でフィルターをかけ、有名大学の学生を優遇するといったものです。

東洋経済オンラインの「「学歴フィルター」を嫌悪する日本人の超危険*」によれば、7社中6社が「学歴を参考にしている」と回答しています

学歴だけではじかれるということはないそうですが、ある程度の目安として出身大学も関係があります。

そういった意味では、MARCHの学生であっても、油断はできません。

*東洋経済|https://toyokeizai.net/articles/-/423129/

平均年収1000円以上の職種

年収1000万円以上を狙うのであれば、高収入の職種にしぼって就活しましょう。

なぜなら、職種によってはいくらキャリアアップしても役員クラスにならなければ年収1000万円を超えられないこともあるためです。

30歳で年収1000万円を超える職種は、以下の通りです。

  • コンサルタント
  • 金融系専門職(アナリストや投資銀行部門)
  • 営業職(商社)
  • プラントエンジニア(海外駐在)
  • フルコミッション型営業職(証券・保険・不動産)
  • 難関資格専門職(医師・弁護士・会計士)

年俸制を採用していたり個人成績に対するボーナスが大きかったりする会社は、比較的年収が高い傾向となっています。

MARCHなら年収が高くなりやすい?入学を狙うべき理由

MARCHなら年収が高くなりやすい?入学を狙うべき理由

結論から言うと、MARCH出身者の年収は高くなりやすいです。

全国的に知名度があって就職活動で有利になりやすいため、選択肢が広がるでしょう。

もちろん、やりたいことが決まっているのであればそれを叶えられる大学・学部に行くべきです。

しかし、そうでないなら将来の可能性を広げるためにMARCH以上に入ることをおすすめします。

高校生の時点で「将来やりたいことが決まっていない」という人は珍しくありません。

勉強する内容や進路よりも「このキャンパスが楽しそう」といった印象で進学先を決める受験生が圧倒的に多いです。

大学生活のなか、就職先や将来のことを考えるようになっていきます。

そんな高校生にこそMARCHがおすすめである理由は以下の3つの通りです。

  • 学部の選択肢が広い
  • キャンパスライフが充実する
  • 一定の学歴フィルターをクリアしている

順番に確認していきましょう。

学部の選択肢が広い

MARCHはどの大学も総合大学のため、学部の選択肢が広いです。

たくさんある学部・学科のなかから興味のある分野に合わせて進路を決められます。

また、総合大学ならさまざまな分野を学ぶ学生と知り合えるため、学部・学科を超えて授業を受けることも可能です。

大学生活のなかで好きなことや興味のあることを見つけやすく、進路の幅が広がります。

キャンパスライフが充実する

MARCHに合格すれば、キャンパスライフが充実するでしょう。

なぜなら、どの大学も全国的に人気が高く、学生やサークルがたくさん存在するからです。

大学を超えたサークル・インカレもあり、あらゆる人と交流する機会があります。

また、キャンパスの立地も良いため、アルバイトや課外活動にも取り組みやすいです。

MARCHであればキャンパスライフが充実する要素がたくさん詰まっているので、「MARCH以外の大学に行けばよかった」と後悔するシーンは少ないでしょう。

一定の学歴フィルターをクリアしている

就活において、MARCHの学生であれば一定の学歴フィルターをクリアしているとみなされます

とくに、学生に人気のある有名企業には、エントリーシートが殺到します。

エントリーシートの書類審査の時点で、大学をチェックする企業は少なくありません。

日本はまだまだ学歴社会なので、有名企業に就職したいと考えているのであれば、MARCHブランドは有利に働きます。

  • MARCHに現役で合格したい
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MARCHに入学後、卒業して就職に失敗することはあるの?

MARCHで就職に失敗することはあるの?

就職率が高いMARCHなら、入学さえすれば失敗することはないだろうと考えている人もいます。

しかし、「MARCHに入学して努力したのに就職に失敗した人」も存在します。

  • なにをもって就職失敗とするのかは自分次第
  • MARCHだからといって必ず就活が成功するわけではない

ここからは、上記2つの視点で、就職失敗について解説します。

なにをもって就職失敗とするのかは自分次第

なにをもって就職失敗とするのかという点がポイントになります。

例えば、以下のような基準です。

  • 第一志望だった就職先から内定が貰えなかったら就職失敗
  • 3つ以上の会社から内定を貰えなかったら就職失敗
  • 有名企業から内定を貰えなかったら就職失敗

上記のように、人それぞれ就職に対して成功・失敗を分ける基準があると思います。

基準を満たすか満たさないかによって異なる部分であるため「MARCHに入れば就職に失敗することはない」とは言い切れません

MARCHだからといって必ず就活が成功するわけではない

MARCHは知名度が高く有名企業への就職も多い大学ですが、必ず入職できるわけではないということを覚えておくことが大切です。

当たり前のことを言っているように感じられることでしょう。

しかし、いざ自分が就職活動を行う立場になったとき、

  • 「MARCHという難関私大の名前は企業も欲しがるだろう」
  • 「自分が選考漏れするわけがない」

という自信をもってしまうこともあります。

確かに就職においては大学の知名度も大切ですが、それ以上に、自分自身がどこまで企業に貢献できるのか、魅力的であるのかという点がポイント

大学の知名度は一旦忘れて、自分自身が精一杯努力する必要があることを覚えておきましょう。

MARCHの各大学の就職サポートも志望校選びに役立つ

MARCHの各大学の就職サポートを活用しよう!

就職率が高いMARCHの就職サポートにはどのようなものがあるのか、という点にも着目して確認していくと面白いです。

以下の5つの大学の就職サポートを見ていきましょう。

  • 明治大学
  • 青山学院大学
  • 立教大学
  • 中央大学
  • 法政大学

明治大学

明治大学の就職サポートは、以下のようなものが用意されています。

  • 就職・進路についての個別相談
  • OB・OG名簿の閲覧
  • 面接練習会
  • 企業説明会
  • OB・OG懇談会
  • 各種就職支援イベント
  • 就職活動に関連する書籍の閲覧

個別相談はもちろん、各種イベントや説明会、練習会も充実している点がポイントです。

OBやOGの名簿を見て何をするのかと思う人もいると思います。

明治大学ではOB・OGの名簿閲覧から実際にOB・OGを訪問し、話しを聞くことが可能です。

会社案内や就職情報サイトだけでは分からない、生の情報を得るということが目的となっています。

ネット上や書類上だけでは分からない貴重な情報を入手できるため、他の就活生とは違った視点で企業にアプローチできる可能性が高まるでしょう。

青山学院大学

青山学院大学の就職サポートとしては、以下のようなものが用意されています。

  • 進路・就職行事の開催
  • 進路・就職情報の提供
  • 進路・就職関係の雑誌や書籍、業界新聞、U・Iターン就職情報の閲覧
  • 個別相談

参考:青山学院大学2019年度行事予定(キャリア・就職)

求人票やインターンシップ情報をはじめ、OB・OG情報、進路・就職に役立つ機関へのリンクなどを閲覧することができます。

大学が有している就職活動に関連する様々な情報を、まとめて自分のものにできるという点は大きなメリットといえるでしょう。

業界研究として企業の人に話しを聞いたり、就職活動のやり方についてのマナーや対策講座を受けることができたりもします。

OB・OGによる模擬面談、交流カフェなど、様々な工夫が施されたサポートもあるため、万全の就職対策ができるでしょう。

立教大学

立教大学の就職サポートとしては、以下のようなものが用意されています。

  • 個人相談・キャリア相談
  • スタディツアー(1・2年次対象)
  • 企業や官公庁などで就業体験をするプログラム
  • 学内OB・OG訪問会
  • 社会を知る講座
  • 企業研究入門
  • 各社OB・OGとの懇談会や模擬面接会

立教大学では、4年間を通してきめ細やかなキャリア支援を受けることが可能です。

自立した個としての自分らしい考え方を軸として、就職をゴールと考えない指導が行われています。

学生生活での学びや体験を就職活動に活かすことができるよう、1年次から参加できるプログラムを多数展開。

自分で学び、考える力を身に付けたうえで、手厚いサポートを受けることができる点が魅力です。

中央大学

中央大学の就職サポートは、おもに以下のようなものが挙げられます。

  • キャリア・ガイダンス(就職ガイダンス)
  • ジョブ・フェスティバル(企業研究セミナー)
  • 面接力UPセミナー
  • OB&OG・キャリアライブ(OB・OG交流会)
  • 個人面談
  • キャリア・ベーシック(業界・職種研究会)

上記は文系の就職サポートです。

面接力UPセミナーやOB・OG交流会では、就職活動に直結する重要な手がかりを得ることができます。

特に、面接力UPセミナーでは、企業の採用担当者を講師として招き、実践的なカリキュラムで受講することが可能です。

有料となりますが、マスコミセミナーも開催されており、業界に精通した講師や、第一線で活躍するOB・OGからのアドバイスを受けることもできます。

就職サポートを適切に活用すれば、他の就活生に負けない就職活動が可能になるでしょう。

法政大学

法政大学の就職サポートとしては、以下のようなものが挙げられます。

  • 個別面談
  • インターンシップ
  • キャリア教育
  • OB/OG訪問

キャリア就職システムに登録し、求人情報の検索や、定員制行事への申し込みなどができるようになっています。

他大学と比べてサポートが薄いと感じる人もいるかもしれませんが、LINEアカウントによる情報発信といった、学生に寄り添ったサポートも用意されています。

また、年次ごとに就職支援行事が行われているため、早くから就職活動に向けての準備を行うことが可能です。

まずはMARCHに合格するところから!受験対策はマナビズム

企業側からしてMARCHが高学歴ではないと判断されていることについて、驚いた人もいると思います。

しかし、有名企業の就職率にも表れているとおり、有名企業に就職している割合が一定数あることは事実です。

自分の努力次第で、他大学の学生よりも有名企業に就職できる可能性は高いといえます。

そのためにはまず、MARCHに合格するところから始めなくてはなりません。

逆転合格が狙えるマナビズムは、難関私大合格のための受験対策を得意としています。

志望校別の対策講座を受講することができるため、余計な大学の対策知識を詰め込む必要がなく、効率的な学習が可能です。

生徒一人ずつに自習コンサルタントがつくため、自分に合ったカリキュラムで、無駄のない自習学習を進めることもできます

MARCHは就職の面でも、知名度の面でも優秀な大学群です。

合格への道は簡単ではありませんが、一緒にマナビズムで力をつけて、逆転合格を目指しましょう!

  • MARCHに現役で合格したい
  • 何から勉強すればよいかわからない
  • 塾に通っているけど成績が伸びていない

上記に1つでも当てはまる受験生は今すぐ無料受験相談にお問い合わせ下さい。

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MARCHの就職率と年収でよくある質問

MARCHの就職でよくある質問

最後に、MARCHの就職について気になっている人のよくある質問をまとめました。

  • 早慶とMARCHでは就職に差が出る?
  • 女子だと就職率は下がる?
  • MARCHの文系学部では就職が厳しくなる?

疑問点をクリアにしてから就職活動を行うことで、より企業に対して自信をもってアピールすることができるでしょう。

早慶とMARCHでは就職に差が出る?

早稲田大学、慶應義塾大学とMARCHでは、就職に差が出るのかが気になる人もいます。

大学通信オンライン*によれば、早稲田大学、慶應義塾大学の有名企業就職率は以下のとおりです。

有名企業への就職率
早稲田大学 34.7%(9位)
慶應義塾大学 ※就職者3人以上の企業で集計すると2712人が有名企業に就職(4位相当)
明治大学 28.4%(22位)
青山学院大学 29.1%(20位)
立教大学 23.8%(32位)
中央大学 21.4%(37位)
法政大学 21.1%(38位)

MARCHと早慶を比べてみると、大きく差があることが分かります。

慶應義塾に至っては、40%以上が有名企業就職しているとのことで、同ランキングでいえば4位以上相当です。

一桁台の順位である早慶と比べると、二桁台のMARCHは、有名企業への就職率は低いといえるでしょう。

*大学通信オンライン|https://univ-online.com/article/career/14189/

女子だと就職率は下がる?

女子だと就職率が下がるというような傾向はありません

ただ、総合職採用であれば男性のほうが有利になり、金融系は女性が有利になるという一般論はあります。

女性の場合、航空業界や金融業界で自然と採用数が多くなるため、MARCHのそれぞれの大学でどのような業界への就職率が高くなっているのかにもよるでしょう。

男女機会均等法のもと、男女で就職についての差があってはなりませんが、現実的に考えて女性・男性のみが就職できる業界もあります

そのため、このあたりは一概に下がる、下がらないとはいえない部分です。

MARCHの文系学部では就職が厳しくなる?

MARCHの文系学部では就職が厳しいのか、という疑問をもっている人もいます。

MARCHの学部の多くが文系であることから、同じ文系同士の学生の間で就職の際の競争が激しいという一面は確かにあるでしょう。

また、日本の大企業が新卒採用で学歴を見る際に、まず高学歴として捉えられているのは、以下の大学です。

  • 東京大学
  • 京都大学
  • 一橋大学
  • 東京工業大学
  • 早稲田大学
  • 慶應義塾大学

そのため、学歴だけでみたとき、MARCHの学生そのものの採用数が少なくなっています。

この点については、リクルートの人事マネージャーである曽和 利光(現人材研究所 代表取締役社長)さんが、「就活「後ろ倒し」の衝撃」という著書で中で言及しています。

一般的にみるとMARCHは高学歴ですが、企業側からみるとそうではないというのが現実です。

しかし、有名企業への就職をはたしている学生が多いこともまた事実。

結局は、学生時代になにを学び、なにを経験したのかというところに尽きます。

自分を最大限アピールするためにも、学生時代に就職活動を意識した生活・勉強をおこなうことが大切です。

まとめ

今回は、東京の難関私大群であるMARCHの就職について紹介しました。

データはたくさんありますが、一番重要なことは自分がどのくらい企業に対して貢献できる人間であり、そのために具体的に実行できること、エピソードがあるのかという点です。

各大学の就職サポートを活用すれば、就職したい企業に、MARCHの先輩がどのようにして就職したのかを知ることができます。

まずはMARCHに入学するために、自分ができる一歩として、受験対策が受けられる塾や予備校に通うことを検討してみましょう

  • MARCHに現役で合格したい
  • 何から勉強すればよいかわからない
  • 塾に通っているけど成績が伸びていない

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