MARCH・関関同立・国立大を比較!立地・難易度・偏差値・就職実績・入試を概観しよう!

更新日: (公開日: COLUMN

  • MARCHと国公立(国立大学)を比較したら?
  • 関関同立とMARCHって比較するとどうなの?

などの質問は、非常によくいただきます。

結論から言えば、関関同立とMARCHを比較する意味はありません

どちらにも良い・悪い部分があり、特色も異なります。

そのため、どこを重要視して大学を選ぶかを、はっきりさせる目的で比較しています。

先にMARCHと関関同立の比較をまとめると、以下のとおりです。

  • 立地:全国から集まるためMARCHがやや優勢
  • 就職率:東京で就職がしたい学生はMARCH
  • 偏差値:文系・理系のどちらでもMARCHのほうが高い
  • 入試難易度:どちらも総合的に見て英語のウエイトが高い

ここからは、MARCHと関関同立を比較し、偏差値や倍率、出題傾向の違いなどについて詳しく解説します。

また、国立大学との比較も最後に掲載するため、ぜひ参考にしてください。

  • MARCHに現役で合格したい
  • 何から勉強すればよいかわからない
  • 塾に通っているけど成績が伸びていない

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MARCH・関関同立をおさらい

MARCH・関関同立とは、それぞれ関東・関西の有名大学の略称です。

  • MARCH
    • 明治大学
    • 青山学院大学
    • 立教大学
    • 中央大学
    • 法政大学
  • 関関同立
    • 関西大学
    • 関西学院大学
    • 同志社大学
    • 立命館大学

なお、MARCHの基本については、「【決定版】大学群MARCH(マーチ)の意味や各大学の特徴から序列まで徹底解説」からご覧いただけます。

比較する意味はある?

結論から言えば、関関同立とMARCH比較する意味はありません

場所も違えば、各大学特徴も違います。

インターネット上、特にYouTubeなどで比較する動画もありますが、どれも結論は同じです。

もちろん部分的に見ればどっちかが優れている、ということもあります。

比較の結果は、各大学の一部分に過ぎません。

関関同立やMARCHのどちらにも、強みもあれば弱みもあります。

自分がどこを重要視して大学を選ぶかを、はっきりさせるために本記事を参考にしてください。

マナビズムの生徒は志望校を決めている?

マナビズムでも、多くの受験生が志望校で迷っています。

そんなとき、面談を行います。

そして「将来何がしたいのか」を確認します。

もちろん、ここで将来のことが決まっていない場合が大半です。

  • 大学に本人が何を期待しているのか
  • どんな大学生になりたいか

など潜在的にどんなことを思っているかなどをヒアリングした上で、一緒になって大学について調べたり、関関同立であれば実際に通っているスタッフの意見などを参考に、一緒に悩みながら志望校を考えます。

もちろんMARCHに関しても各大学の強みはどこか理解しているので、問題なく相談に乗ることができます。

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【結果】MARCHで比較的入りやすいのは?

【比較結果】MARCHで比較的入りやすいのはどこ?

MARCHの大学群をそれぞれ比較すると、以下のような結果となりました。

偏差値と全体の就職率なら中央大学、有名企業就職率と学費の安さなら青山学院大学となります*。

大学名 平均偏差値 有名企業就職率 全体の就職率 学費
明治大学 55.0~65.0 28.4% 94.8% ¥5,734,778
青山学院大学 55.0~65.0 29.1% 91.7% ¥5,118,400
立教大学 55.0~67.5 23.8% 79.9% ¥5,390,533
中央大学 55.0~62.5 21.4% 97.5% ¥5,178,486
法政大学 55.0~65.0 21.1% 95.6% ¥5,884,836

*2022年掲載データから分析

偏差値では「中央大学」

【MARCHの文系偏差値を比較した結果】

立教大学 60.0~67.5
明治大学 60.0~65.0
青山学院大学 57.5~65.0
法政大学 57.5~65.0
中央大学 57.5~62.5

【MARCHの理系偏差値を比較した結果】

明治大学 55.0~60.0
青山学院大学 55.0~60.0
法政大学 55.0~60.0
立教大学 55.0~57.5
中央大学 55.0~57.5

MARCHを偏差値で比較すると、中央大学が入りやすいといえる結果となりました。

文系・理系のどちらも他のMARCHと比べて低いです。

ただし、学部・学科の細かい倍率までは考慮していません

そのため、倍率によっては入りにくいこともあります。

学費では「青山学院大学」

大学名 学費
青山学院大学 ¥5,118,400
中央大学 ¥5,178,486
立教大学 ¥5,390,533
明治大学 ¥5,734,778
法政大学 ¥5,884,836

MARCHの大学群をそれぞれ平均学費で比較すると、青山学院大学がもっとも低い結果となりました。

法政大学との差額は、70万円ほどです。

ただし、MARCH大学群の学部・学科によっては1,000万円を超えるところもあります。

それぞれ細かく確認してから選ぶようにしましょう。

就職率では「青山学院大学」

大学名 有名企業就職率 全体の就職率
青山学院大学 29.1% 91.7%
明治大学 28.4% 94.8%
立教大学 23.8% 79.9%
中央大学 21.4% 97.5%
法政大学 21.1% 95.6%

※東洋経済オンライン|「有名企業への就職に強い大学」ランキング200(https://toyokeizai.net/articles/-/374593?page=3/)現在は削除済み

MARCHの大学群をそれぞれ就職率で比較すると、青山学院大学の有名企業就職率が高い結果となりました。

全体の就職率からみると、中央大学の数値がもっとも高いです。

ただし、就職率はあくまでも卒業生全体から就職した人がどれだけいたのかを表す指標です。

そのため、大学院への進学やその他の選択肢を選んだ大学生が増えるほど、自然に数値も下がります

例として、有名国立大学の数値をみると、全体の就職率が大幅に低いことが分かるはずです。

大学名 有名企業就職率 全体の就職率
東京大学 データなし 33.6%
大阪大学 34.3% 41.3%
京都大学 31.0% 49.6%

こうした違いにも目を向けて、目標を設定すると大学選びもしやすくなるでしょう。

MARCHと関関同立比較:入学難易度

【動画でも見れます】

ここでは、MARCH、関関同立の入学難易度ランキングについて説明します。

周りの受験生の層によって、入学難易度が変わるため受験を考えている受験生は注意しましょう!

MARCH

第5位 明治大学商学部

明治大学の偏差値は60〜62.5、倍率が昨年度4.9倍、一昨年度が4.1倍となっています。

明治大学はMARCHの中では最難関(問題難易度が高い)で最も人気がある大学として認識されていますが、入学難易度は最も高いわけではありません。

明治大学は学部間の格差がないことで知られていますが、中でも商学部が最も平均倍率が高いためこの順位になっています。

第4位 青山学院大学経済学部

MARCHの中では、青学だけ特殊な受験方式を採用しています。

早慶、特に早稲田を第一志望とする受験生の併願校として明治・中央・法政が相性が良く、選ばれることが多いです。

青学は共通テスト+学部独自入試が科されます。

青学の経済学部のみ3科目の学部独自入試だけで受験できます。

さらに入試日も他のMARCHと被っていないことも、倍率が高くなる要因です。

偏差値は62.5ですが、倍率は昨年度6.9倍、一昨年度6倍となっています。

「受験しやすい」ことで、倍率が高くなりやすいため、受験する方は注意が必要です。

第3位 立教大学経営学部

偏差値は62.5〜65で、異文化コミュニケーション学部と並んで立教の看板学部であるといえます。

倍率は昨年度5.1倍、一昨年度6倍とかなり高くなっています。

立教はどちらかというと学部間の難易度差が大きいことでも知られています。

第2位 立教大学異文化コミュニケーション学部

偏差値は経営学部よりも高い65となっており、早慶上智レベルともいわれるほどです。

倍率は昨年度6.9倍、一昨年度が7.3倍と非常に高くなっています。10倍を超えることもあるため、注意が必要です。

コロナ禍で外国語・国際・観光系学部の倍率が下がる傾向にあったものが、現在徐々に戻りつつあります。

第1位 中央大学法学部

偏差値は57.5〜65です。法律学科・国際企業関係法学科・政治学科の3つに分かれていますが、その中でも法律学科が最難関とされています。

一般3教科の平均倍率は3.6倍です。

MARCHの中でも最難関であり、法学の名門としても知られています。

さらに今年度(2024年度)からキャンパスが郊外の多摩市から都心の茗荷谷へと移りました。

移転2年目は倍率が上がるとされているため、平年以上に注意が必要です。

関関同立

第5位 関西大学外国語学部

関西大学の中でも、昔から外国語学部が頭1つ2つ抜ける難しさといわれています。

合格最低点が高く英語が得意な受験生でも落ちることがあるため、注意が必要です。

第4位 関西学院大学国際学部

国際学部は、関西学院大学の看板学部です。

関西学院大学全体で一般入試の枠が広がっており、間口が広がりつつありますが、国際学部は他の学部と比べレベルが高いため注意が必要です。

第3位 同志社大学グローバル地域文化学部

同志社大学の中でも難易度が高く、他の難関国公立大学の併願として受験する受験生の多い学部となっています。

第2位 同志社大学グローバルコミュニケーション学部

こちらもグローバル地域学部と並んで難易度が高くなっています。

英語が得意で外国語に興味のある受験生が多数受験する傾向にあります。

第1位 同志社大学理工学部

京大・阪大・京都工繊に合格する受験生が併願校として受ける大学のため、難易度が非常に高くなっています。

MARCHと関関同立の比較:立地

まずはMARCHと関関同立のメインキャンパスの立地から比較していきましょう。

結論から言えば、就職活動や全国から色々な人が集まってくることを考えれば、MARCHがやや優勢です。

しかし、これは東京が日本の首都であることが大きな要因になります。

もちろんですが、関東の方が地方からも優秀な学生や社会人が集まりやすいです。

そういった意味で学生としてチャレンジがしやすい環境は揃っていると思います。

大学名 立地
関西大学 大阪府吹田市
関西学院大学 兵庫県西宮市
同志社大学 京都府京都市上京区
立命館大学 京都府京都市北区

関関同立は関西にあります。基本的には兵庫、大阪、京都にそれぞれのメインキャンパスがあります。

やはり関関同立で立地がいい大学と言えば、同志社大学と関西大学です。

同志社大学は駅直結で、大学の下に駅があり、キャンパスまでは濡れずに入ることができます。

また、関西大学は関西大学前という駅があり、駅から大学の門までは関大通りという飲食店などが立ち並ぶ学生街があります。

そして、最寄り駅は大阪の中心地である梅田まで25分ほどなので、普段の学生生活も充実しやすいです。

大学名 立地
明治大学 東京都千代田区
青山学院大学 東京都渋谷区
立教大学 東京都豊島区
中央大学 東京都八王子市
法政大学 東京都千代田

MARCHは東京の中心部に位置している大学が多いです。

関関同立同様に飲食店などが周りに多く、サークル活動や学生生活が充実することは間違いありません

また、人が多く集まるので、優秀な人たちに出会える確率も自ずと高くなります。

そして、やはり東京には各企業の本社も多く存在します。

結果、就職活動では長距離の移動が他の地方に比べて少なくなります。

そうなれば、就職活動でもかなり有利になります。

MARCHと関関同立の比較:学費

MARCHと関関同立の最も高い学費ランキングの棒グラフ、各大学の名前と対応する最も高い学費が表示され、MARCHと関関同立で色分けされている。

では、MARCHと関関同立を「学費」で比較してみたらどうなるでしょうか。

それぞれ高い学費と安い学費、平均値で比較した結果は以下の通りです。

大学名 学部・学科 学費
立命館大学 薬学部(6年生) ¥14,190,000
法政大学 理工学部

└機械工学科航空操縦学専修

¥12,113,000
立教大学 グローバル・リベラルアーツ・プログラム

(GLAP)

¥7,664,000
青山学院大学 理工学部 ¥6,778,000
同志社大学 生命医科学部 ¥6,722,000
関西大学 システム理工学部

環境都市工学部

化学生命工学部

¥6,693,000
明治大学 理工学部(数学科を除く)

総合数理学部

└先端メディアサイエンス学科

└ネットワークデザイン学科)

¥6,644,000
中央大学 理工学部 ¥6,532,000
関西学院大学 理工学部 ¥6,436,000

MARCHと関関同立の学費が高い学部・学科で比較すると、立命館大学の薬学部(6年制)が1,400万円ほどで1位でした。

関西学院大学と比べると800万円ほどの違いがあります。

では、安さに目を向けた場合はどうなるでしょうか?

MARCHと関関同立の最も低い学費ランキングの棒グラフ、各大学の名前と対応する最も低い学費が表示され、MARCHと関関同立で色分けされている。

大学名 学部・学科 学費
関西大学 文学部(英米学科) ¥4,766,800
明治大学 観光学部 ¥4,754,000
同志社大学 商学部 ¥4,636,000
関西学院大学 法学部

文学部(哲・日本文・英文・史学科)

経済学部(IGESS除く)

社会学部

経営学部(GBP除く)

人間環境学部(SCOPE除く)

現代福祉学部(福祉コミュニティ学科)

¥4,476,000
立命館大学 文学部

└総合人文学科初等教育学専修・心理学専修以外

法学部

経済学部

社会学部

商学部

¥4,438,000
立教大学 神学部 ¥4,417,000
中央大学 文学部

法学部

¥4,412,200
法政大学 文学部(文化歴史学科・文学言語学科)

神学部

社会学部

法学部

経済学部

商学部

¥4,207,000
青山学院大学 経営学部(経営学科)

法学部

¥4,087,200

MARCHと関関同立の学費が低い学部・学科で比較すると、関西大学の文学部(英米学科)が高い結果となりました。

MARCHに含まれる青山学院大学がもっとも安く、400万円ほどが必要であることがわかります。

最後に、MARCHと関関同立の学費平均値ランキングも見てみましょう。

MARCHと関関同立の学費平均値ランキングの折れ線グラフ、各大学の平均学費が赤い点で表示され、青い線で点と点がつながれている。

大学名 平均学費
立命館大学 ¥6,111,844
法政大学 ¥5,884,836
明治大学 ¥5,734,778
立教大学 ¥5,390,533
関西学院大学 ¥5,241,429
中央大学 ¥5,178,486
関西大学 ¥5,131,750
青山学院大学 ¥5,118,400
同志社大学 ¥5,053,321

MARCHと関関同立の学費平均値で比較すると、立命館大学が600万円ほど、同志社大学が500万円ほどという結果となりました。

100万円の差ではありますが、上記で触れた学部・学科別で学費が大きく変動するため注意してください。

ちなみに、「MARCHに学費免除ってある?」ともよく聞かれます。

MARCHでは、学費免除・奨学金に関する制度が利用できるようになっています。

なお、年度や状況によっても異なるため、各大学のホームページを確認してください。

MARCHと関関同立の比較:就職実績

*2022年有名企業400社実就職率ランキングを参照

平均を見ればMARCHと関関同立で就職に大きく差はないです。

大学名 実就職率
関西大学 13.4%(56位)
関西学院大学 20%(31位)
同志社大学 26.2%(18位)
立命館大学 17.3%(38位)

関関同立の平均は19.2%です。

MARCHや他の関関同立に比べても関西大学はやや見劣りする数字になっています。

一方で、同志社大学は他の大学に比べて就職の面ダントツの結果となっています。

大学名 実就職率
明治大学 22.7%(26位)
青山学院大学 20.3%(30位)
立教大学 19.1%(35位)
中央大学 19.7%(33位)
法政大学 16.6%(41位)

また、MARCHの平均は19.7%です。

法政大学が少し低く見えますが、概ね同じ差はありません。

「就職に有利なのは?」と聞かれることもありますが、MARCHと関関同立は、どの学校も関西・関東地方の名門私立大学です。

そのため、どの大学の就職実績には誰もが知る有名企業が並び、就職力は高いです。

ただし、MARCHはさらに上のレベルの早慶上理と比べられがちですが、関関同立は関西の私立ではトップレベルです。

そのため、関西に近い地域の受験生は関関同立に、東京に近い受験生はMARCHで考えるといいと思います。

ただ、やはり東京に本社を構える企業も多いので、東京で就職がしたい学生はMARCHを選ぶことがおすすめです。

MARCHと関関同立の比較:偏差値

MARCH×関関同立の文系と理系の偏差値範囲比較の図解

MARCHと関関同立の「偏差値」を比べると、文系・理系のどちらでもMARCHのほうが難易度が高い傾向があります。

ただし、同志社大学だけはMARCHと同レベルです。

ここからは、MARCH・関関同立の偏差値を、文系・理系に分けてランキング化して紹介します。

文系偏差値

順位 大学名 偏差値範囲
1 立教大学 60.0~67.5
2 明治大学 60.0~65.0
2 同志社大学 60.0~65.0
4 青山学院大学 57.5~65.0
4 法政大学 57.5~65.0
6 中央大学 57.5~62.5
6 立命館大学 57.5~62.5
8 関西学院大学 55.0~62.5
9 関西大学 55.0~60.0

MARCHと関関同立の中で、文系学部の偏差値が最も高いのは立教大学、最も低いのが関西大学です。

同志社大学以外は、関関同立よりMARCHの方が偏差値は高くなっています。

理系偏差値

順位 大学名 偏差値範囲
1 明治大学 55.0~60.0
1 青山学院大学 55.0~60.0
1 法政大学 55.0~60.0
1 同志社大学 55.0~60.0
5 立教大学 55.0~57.5
5 中央大学 55.0~57.5
7 立命館大学 52.5~57.5
8 関西大学 52.5~55.0
8 関西学院大学 52.5~55.0

MARCHと関関同立の中で、理系学部の偏差値が最も高いのは明治大学、最も低いのは関西大学と関西学院大学です。

理系学部も、同志社大学よりMARCHの方が若干レベルは高いです。

MARCHの詳しい偏差値のランキングは、「【図解】MARCHの偏差値ランキング|各大学の学部別偏差値まとめ」もご覧ください。

MARCHの上や下ってどこになる?

MARCHの上でいうと、早慶上理ICUやSMARTなどが挙げられます。

逆に、MARCHの下といわれているのが、関関同立・日東駒専・成成明学などです。

MARCHと早慶上智を比べるとどう?

MARCHと早慶上智を比べると、早慶上智がMARCHより少し上のランクといったイメージです。

早慶上智を狙う高校生が、MARCHを滑り止めに選ぶということもあります。

また、関関同立と比べても早慶上智の方がやや上のランクです。

国際基督教大学(ICU)と比較される人もいますが、早慶上智とは違った入試問題があり、違った対策が必要となるため同程度のレベルとみておきましょう。

MARCHの方が偏差値が高いのはなぜ?

大学入試の競争の高まりを左上から右下へ示し、矢印で各ステップを繋いだ視覚化

ではなぜ、関関同立よりもMARCHの方が偏差値が高いのでしょうか?

主な要因は志願者数合格最低点の関係である考えられます。

当たり前ですが、志願者数が多ければ倍率が上がります。

そして、倍率が上がれば合格最低点も上がるのも当然でしょう。

加えて、東京には地方からも多くの学生が大学進学を機に上京します。

その結果、大学入試の倍率が上がり偏差値も上がっているのではないかと考えられます。

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MARCH・関関同立の比較:入試

MARCHと関関同立の入試は、それぞれに特色や難易度の傾向があり、一概にどちらが難しいかを断言することは難しいです。

ただし、どちらも英語の配点が他の科目の1.5~2.0倍ほどの学部が多く、総合得点に大きく影響します。

受験生は、自分の得意不得意や興味のある分野、目指す大学の過去問を分析しましょう。

入試の特徴

MARCH・関関同立の入試は、学部にもよりますが全体的に英語がポイントになります。

英語は配点が他の科目の1.5~2.0倍になっている学部が多いので、英語の点数が総得点に大きく影響するためです。

また、どの大学もいわゆる難問・奇問が出題されることは少なく、奇抜な発想力を持つ人より、高校までの授業にきっちり取り組んできた人の方が有利になる傾向があります。

英語・国語・社会が難しい大学

MARCH・関関同立の中で、特に英語・国語・社会が難しいとされる大学は以下の5校です。

  • 明治大学
  • 青山学院大学
  • 立教大学
  • 法政大学
  • 同志社大学

中でも、青山学院・立教・同志社は英語の難易度が高め、法政大学は社会の難易度が高めという傾向があります。

明治大学は英語・社会で難問が出題されますが、合格点は他の大学より低いので、できる問題にしっかり取り組めば大丈夫です。

MARCH・関関同立の英語は、関西学院大学・立命館大学以外は長文が7割以上のウェイトを占めるので、長文の読解力を伸ばすことに力を入れましょう。

特に、同志社大学の英語は長文が原文そのままで出題されることが多く、MARCHよりも難しいとも言われています。

数学・理科が難しい大学

MARCH・関関同立の中で、数学・理科の難易度が高い大学は、以下の2校です。

  • 中央大学
  • 同志社大学

中央大学・同志社大学の理系数学では、「重要問題集」で言うとBレベル相当の難問が出題されます。その他のMARCH・関関同立の7校では、Aレベル相当までです。

そのため、中央大学・同志社大学の理系学部志望の方は、より高レベルな準備が必要となるでしょう。

併願するならどこ?

MARCH・関関同立と併願することが多いのは、関東なら「日東駒専」、関西なら「産近甲龍」です。

これらの大学群は、偏差値45.0~60.0ほどで、ちょうどMARCHと関関同立より1ランク下の大学群となっています。

【まとめ】MARCH・関関同立・国立大学の比較

最後に、MARCH・関関同立・国立大学の比較を紹介します*。

  • :MARCH
  • :関関同立
  • :国立大学

となっているため、ぜひ参考にしてください。

*2022年データ分析

偏差値

大学別偏差値範囲の棒グラフ、国立、MARCH、関関同立の大学が柔らかい色で区別されている

大学名 MARCH/関関同立/国立 平均偏差値
東京大学 国立 67.5~72.5
京都大学 国立 62.5~72.5
大阪大学 国立 57.5~70.0
立教大学 MARCH 55.0~67.5
同志社大学 関関同立 55.0~65.0
明治大学 MARCH 55.0~65.0
青山学院大学 MARCH 55.0~65.0
法政大学 MARCH 55.0~65.0
中央大学 MARCH 55.0~62.5
千葉大学 国立 52.5~70.0
関西学院大学 関関同立 52.0~62.0
立命館大学 関関同立 52.0~62.0
関西大学 関関同立 52.0~60.0
金沢大学 国立 50.0~65.0
岡山大学 国立 47.5~65.0
熊本大学 国立 45.0~65.0

学費

大学別平均学費の棒グラフ、MARCH、関関同立、国立大学がカテゴリーごとに色分けされ、各大学の学費を示している

大学名 平均学費
立命館大学 ¥6,111,844
法政大学 ¥5,884,836
明治大学 ¥5,734,778
立教大学 ¥5,390,533
関西学院大学 ¥5,241,429
中央大学 ¥5,178,486
関西大学 ¥5,131,750
青山学院大学 ¥5,118,400
同志社大学 ¥5,053,321
国立大学(標準額) ¥2,458,200

就職率

大学別全体の就職率の棒グラフ、MARCH、関関同立、国立大学がカテゴリーごとに色分けされている

大学別有名企業への就職率の棒グラフ、同じくMARCH、関関同立、国立大学がカテゴリーごとに色分けされている

大学名 有名企業就職率 全体の就職率
東京大学(国立) データなし 33.6%
大阪大学(国立) 34.3% 41.3%
京都大学(国立) 31.0% 49.6%
同志社大学(関関同立) 30.7% 97.5%
青山学院大学(MARCH) 29.1% 91.7%
明治大学(MARCH) 28.4% 94.8%
関西学院大学(関関同立) 25.6% 92.5%
立教大学(MARCH) 23.8% 79.9%
立命館大学(関関同立) 22.6% 95.0%
中央大学(MARCH) 21.4% 97.5%
法政大学(MARCH) 21.1% 95.6%
関西大学(関関同立) 19.4% 97.8%
千葉大学(国立) 18.1% 92.9%
熊本大学(国立) 15.7% 92.7%
岡山大学(国立) 15.2% 97.4%
金沢大学(国立) 13.4% 99.0%

※東洋経済オンライン|「有名企業への就職に強い大学」ランキング200(https://toyokeizai.net/articles/-/374593?page=3/)|掲載終了

まとめ

MARCHと関関同立は、それぞれ関西・関東の名門私立大学です。

大学・学部によって偏差値や倍率のばらつきはありますが、どこも難易度が高いことには変わりないので、しっかりと準備することが必要になります。

効率的に受験準備をするには、MARCH・関関同立各大学の出題傾向を知っておくことが大切です。

今回ご紹介した情報を、ぜひ志望校選びに役立ててみてください。

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