【厳選10選】政治経済の大学受験対策おすすめ参考書

更新日: (公開日: POLITICS-ECONOMY

政治経済は、社会の他の科目とは少し性質が異なります。選択科目として選ぶかどうか決めるには、自分が政治経済の出題傾向に向いているかどうかを見極める必要があります。

今回は、志望校のレベル別に、政治経済対策におすすめの参考書を10冊ご紹介。それぞれの特徴や、おすすめの使い方についても解説していきます。

選択科目におすすめ?政治経済の特徴

政治経済は、他の社会の科目とは少し勉強方法が異なります。暗記重視ではないことが最大の特徴なので、暗記が苦手な方には選択科目としておすすめ。対して、思考力を問う問題が苦手な方は、政治経済の選択は避けた方がいいかもしれません。

日本史・世界史との違い

日本史・世界史と政治経済の違いは、暗記だけでは答えられない問題が多いこと。語句などの暗記よりも、制度の仕組み自体をしっかり理解し、その上で知識を活用するような「思考力」が問われます。そのため、政治経済は得意な人・不得意な人の差が大きいです。

暗記が苦手で、日本史・世界史の点数がどうしても伸びないという方は、政治経済を武器にしても良いでしょう。

勉強はいつから始めるべき?

政治経済は暗記する内容が少ないので、比較的短時間でも対策は可能です。「他の科目の足を引っ張らなければいい」という程度であれば、最短2ヶ月くらいでも準備できます。しかし、政治経済を武器にして、一般入試や二次試験で高得点を狙いたいなら、高3の夏前までには対策に取り組みましょう。

政治経済を使うのがセンター試験のみという場合は、高3の9月までに勉強を始めるのがおすすめです。

政治経済の参考書は2タイプ

政治経済の参考書は、大きく分けて「インプット」と「アウトプット」の2タイプがあります。
まずはインプット系の参考書で基礎知識を固め、アウトプットで知識を使いこなせるかどうか確認、できないところがあればインプットに戻る、という使い方がおすすめです。

講義型(インプット)

インプット系の参考書は、他の科目では「単語帳」という選択肢もありますが、政治経済の場合は「講義型」のものが役立ちます。政治経済の場合、暗記より「理解」が重要なので、基本的な重要事項が丁寧に解説されている参考書を選びましょう。

演習・問題集型(アウトプット)

アウトプット系の参考書は、他の科目と同じく「演習・問題集型」のものです。政治経済では、インプットした知識を活用する力をつけるのが大切になります。とにかく多くの問題を解いて、解説を繰り返し読み込み、どんな出題形式にも対応できるよう準備しておきましょう。

政治経済のおすすめ参考書をレベル別に紹介

それでは、大学受験の政治経済対策におすすめの参考書を、レベル別に計10冊ご紹介していきます。

初心者~センターレベル

初心者〜センターレベル対策には、要点を簡潔に、わかりやすく解説した参考書がおすすめです。

畠山のスパッとわかる政治経済爽快講義


畠山のスパッとわかる政治・経済爽快講義」の使い方
「畠山のスパッとわかる政治経済爽快講義」は、政治・経済の受験勉強で重要な「理解度」を高めるのに最適な参考書です。
政治範囲が6章、経済範囲が7章と、最後に時事問題という構成で、基本的に見開き2ページが1単元となっているため、とにかく見やすいのがポイント。

解説の文章も口語調で読みやすいので、政治経済が全くわからないという方でも入りやすい内容となっています。ただし、知識の網羅性や難易度はあくまでセンターレベルなので、難関大学志望の方は他の参考書も併用するのがおすすめです。
「畠山のスパッとわかる政治経済爽快講義」について、使い方やスケジュールなど詳しくは「畠山のスパッとわかる政治経済爽快講義」をご覧ください。

センター試験政治・経済集中講義


センター試験政治・経済集中講義」の使い方!
「センター試験政治・経済集中講義」は、その名の通りセンター試験対策用の参考書。
50のテーマごとに3問ずつの演習問題が掲載されていて、全部で150問あります。

「センター試験政治・経済集中講義」の一冊を解けばセンター4年分の問題を解いたことになり、効率的にセンターレベルのトレーニングができます。そのため、国公立志望などで、センターでたくさんの科目をこなさなければならない人におすすめ。この一冊をしっかりこなすことで、他の科目の足を引っ張らないよう8割程度の点数を目指すことができます。

「センター試験政治・経済集中講義」の使い方や一緒に使うべき参考書について詳しくは、「センター試験政治・経済集中講義の効果的な使い方」をご覧ください。

マーク式基礎問題 政治・経済


「マーク式基礎問題集政治・経済」
「マーク式基礎問題 政治・経済」は、センター試験の過去問を元に作成された問題集。
センター試験は範囲がランダムですが、この参考書では分野別に整理して問題が掲載されています。政治経済の中でも自分の苦手な分野を把握したり、その日勉強した範囲の確認を行ったりするのに役立ちます。

基礎知識と理解度を問う「Step1」と、実践的な問題で総合力を問う「Step2」で構成されているため、発展的な問題への対応力も身につきます。「マーク式総合問題集 政治・経済の効果的な使い方」を使った効果的な勉強法などについては「マーク式総合問題集 政治・経済の効果的な使い方」をご覧ください。

政治・経済用語集(山川出版社)


政経用語集」の使い方!
山川出版の「政治・経済用語集」は、政治経済の語句の意味を詳しく解説しているため、辞書のように使える参考書です。
掲載語句は「赤字」と「黒字」に分かれていて、赤字は受験生全員が確実に把握しておきたい語句。黒字は全て必須というわけではありませんが、関関同立以上の大学を志望する方は順に覚えておきたいです。

このように、覚える語句の取捨選択をしつつ、意味のわからない言葉がないよう知識をインプットしていけるのが「政治・経済用語集」のポイントです。
「政治・経済用語集(山川出版社)」について詳しくは、「政治・経済用語集(山川出版社)の効果的な使い方」をご覧ください。

関関同立~MARCHレベル

次に、関関同立・MARCHレベルの難関私大を志望する受験生におすすめの参考書4冊のご紹介です。

蔭山克秀の政治・経済が面白いほど分かる本


「蔭山克秀の政治・経済が面白いほど分かる本」は、入試での出題頻度を3段階に分け、重要度順に語句の意味や制度の仕組みを解説している参考書です。
特に重要な語句は赤字になっているので、シートを使って暗記をしていくこともできます。

また、一つの単語に関する解説の分量が多いので、しっかり深く理解することが可能。インプット用の参考書として、高3の10月までには完璧にこなしておきたい一冊です。
「蔭山克秀の政治・経済が面白いほど分かる本」の特長や使い方について詳しくは、「蔭山克秀の政治・経済が面白いほど分かる本」をご覧ください。

20日完成スピードマスター政治・経済問題集


「20日完成スピードマスター政治・経済問題集」は、その名の通り20日で政治・経済の演習問題をマスターすることをコンセプトとした参考書。
政治・経済の学習内容を20分割していて、単元ごとの要点をテンポよく確認することができます。

また、その日にインプットした分野に合わせて、解く単元を選ぶという使い方も可能です。基本的に、アウトプットに特化した問題集なので、一通りの知識を頭に入れた後、その確認用として使うのがおすすめです。
「20日完成スピードマスター政治・経済問題集」について、具体的な使い方などは「20日完成スピードマスター政治・経済問題集の効果的な使い方」をご覧ください。

私大攻略の政治・経済 要点整理と問題演習


「私大攻略の政治・経済 要点整理と問題演習」には、基礎から発展レベルまで、幅広い難易度の演習問題が掲載されています。
私大の過去問も多く掲載されているため、関関同立など難関私大志望の方におすすめ。

基礎レベルであっても、インプットがきちんとできていないと解けない問題が多いため、基礎固めが済んだ後に解答力を高める練習用としておすすめの一冊です。
「私大攻略の政治・経済 要点整理と問題演習」の使い方などは「私大攻略の政治・経済 要点整理と問題演習」をご覧ください。

政治・経済 一問一答


政治・経済 一問一答」の使い方!
「政治・経済 一問一答」には、高校基礎から私大最難関(早慶上理レベル)まで幅広い語句が一問一答形式で掲載されています。
志望校のレベルに関わらず、政治・経済の用語が問われる試験を受験する人は一度使っておくべき参考書です。用語と用語の説明が対になった構成で、インプットした知識をしっかり定着させることができます。

「政治・経済 一問一答」について、使い方や併用すべき参考書については、「政治・経済 一問一答の効果的な使い方」をご覧ください。

難関私大を目指すなら

最後に、関関同立やMARCH以上の、難関・最難関私大を目指す方におすすめの参考書2冊のご紹介です。

改訂第3版 センター試験 政治・経済の点数が面白いほどとれる本


政治・経済の点数が面白いほどとれる本」の使い方!
「改訂第3版 センター試験 政治・経済の点数が面白いほどとれる本」は、大学受験に用いる政治経済の知識が網羅された、インプット用の参考書です。
同じ種類の参考書として、先に「畠山のスパッとわかる政治経済爽快講義」をご紹介していますが、同志社・早稲田以上を目指す方には少し内容が物足りません。

より深く、幅広い知識を身に付けたい方にはこちらの「政治・経済の点数が面白いほどとれる本」がおすすめです。ただし、知識が全くない初心者には少し難易度が高いので、他の初歩的な参考書を先に理解しておくことをおすすめします。

「センター試験 政治・経済の点数が面白いほどとれる本」のメリットや次に使うべき参考書については、「改訂第3版 センター試験 政治・経済の点数が面白いほどとれる本の効果的な使い方」をご覧ください。

政治・経済標準問題精講


政治・経済標準問題精講」の使い方!
「政治・経済標準問題精講」は、かなりレベルの高いアウトプット用参考書。
各問題に解説がとても詳しいので、答え合わせと同時に苦手な分野を補強したり、知らなかった細かい知識をインプットしたりすることにも役立ちます。

他の参考書で一通りのインプットが済んだあと、知識の確認や、実践的な得点力を伸ばして仕上げをするステップにおすすめの一冊です。
「政治・経済標準問題精講」について、使い方や注意点など詳しくは「政治・経済標準問題精講の効果的な使い方」をご覧ください。

まとめ

政治経済の勉強は、暗記の分量が少ないため短期で対策することも不可能ではありません。しかし、政治経済を武器にしたい方、私大受験に政治経済を使う方は、高3の夏までに勉強を始めておくのがおすすめ。インプット→アウトプットに使う参考書を適切に選び、効率的に受験対策をしていきましょう。

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