【物理編】同志社大学の入試対策・オススメ参考書

更新日: (公開日: DOSHISYA

はじめに

同志社大学の物理は全学部日程・学部個別日程いずれにおいても同じ出題形式をとっているため、過去問演習の際にはどちらを使用しても構わない。

ただし、学部個別日程では理工学部と生命医科学部・文化情報学部・スポーツ健康科学部では問題が異なり、若干の難易度の差はあると考えられるため、注意が必要である。

概要

・試験時間 75分
・問題数 年度・日程によって異なるが、おおむね26~28問の間である。

・満点 受験学部によって異なる。
文化情報学部 150点
理工学部 150点
生命医科学部 200点
スポーツ健康科学部 200点
心理学部(理系) 150点(全学部日程のみ)

・形式 基本的に計算結果を記入する問題がほとんどである。
日程によって、描図問題が出題されることもある。

・構成 例年、大問3問で構成されている。
大問は力学、電磁気、熱力学、波動のいずれかの分野から独立した問題が出題されることがほとんどであるが、力学と熱力学の融合問題が出題されることもある。

過去に出題された内容は、
[力学] 摩擦がはたらく単振動、2つの回転ローラー上の板の運動、可動台とその上を滑る物体の運動とそれに伴う摩擦力のする仕事、V字形の斜面をすべり落ちる物体、剛体にはたらく力、2つの定滑車を通して糸でつながれた3物体にはたらく力、浮力・慣性力がはたらくときの剛体のつり合い、動滑車につながれた物体の単振動、万有引力と力学的エネルギーの保存

[電磁気] 可動コイル型電流計・静電型電圧計の原理、磁場内に進入するはしご型回路が受ける力、電気振動と交流回路のインピーダンス、ラジオの受信のしくみ、コンデンサーを含む直流回路、コンデンサーを利用したスピーカーのしくみ、ホイートストンブリッジ、電流計・電圧計と分流器・倍率器、金属中の自由電子の運動と電流・電気抵抗、ホール効果

[熱力学] ヘロンの噴水原理、熱機関

[波動] 水中に置かれた鏡を使った光の分散、音源と観測者が動く場合のドップラー効果、波の干渉、弦に生じる定常波と期中の共鳴、レンズを通る光の進み方とレンズの像

[力学・熱力学] 水位の変化と気体の圧力、浮力・熱容量と比熱、熱量の保存

傾向と対策

全学部日程・学部個別日程どちらにおいても、年度を問わず力学と電磁気が出題されている。

どちらの日程においても、計算問題の比率が非常に大きくなっているので、問題演習のときから計算ミスはしないようにしておかないといけない。

同志社大学の物理の入試問題の最大の特徴は、上記の通り計算問題が非常に多いことです。
物理の計算問題を解くためには、図を正確に描くことが必要になる。

特に力学の問題では、力の矢印を正確にすべて書けなければ解くことができないので、書き漏らしの内容に注意することが必要である。

大問3問がほぼすべて計算問題ということを考えると、75分という制限時間はやや厳しいものがあると思われる。

短い制限時間の間に正確に計算問題を解くことができるように、普段から計算はすばやくできるように工夫するようにしておきたい。

参考)
漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本(力学・熱力学編)
漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本(力学・熱力学編)
力学・熱力学のインプットはこの1冊で十分です。

この分野は公式がたくさんあって、全部丸暗記しようとしてしまいがちですが、この参考書で公式の意味を理解してしまえば丸暗記する必要はありません。

しっかりと公式の意味を理解してしまいましょう。
同志社大学の物理の問題では、計算問題がほとんどになっています。

力学の計算問題は図をしっかりと描ければ必ず解くことができます。
逆に、図を描くことができなければ解くことができないので、図は正確に描けるようになっておきましょう。

参考)
漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本(電磁気編)
漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本(電磁気編)
電磁気は目に見えない現象を扱っていることや複雑な回路問題が出題されることもあり苦手としている人が多いので、この参考書で重要事項をしっかりインプットしてその後のアウトプットにつなげるようにしてください。

参考)
漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本(波動・原子編)
漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本(波動・原子編)
波動は目に見えない現象しか扱わないので、電磁気よりもさらに苦手としている人が多い。

この参考書は目に見えない現象をイメージしやすく説明してくれているので、波動に関してはこの1冊でインプットが完成します。
原子については、あまり入試に出題されない分野なので、さらっと読む程度にとどめておいてもいいでしょう。

同志社大学の入試問題では出題頻度は低い分野になります。
ただし、過去に波動が出題された年度はあり、そのときにはグラフを描くという問題が出題されている。

グラフを描く問題では本質的な理解がなければ解くことができないので、出題頻度が低いからといっておざなりにするのではなく、必ず手をつけるようにしてください。

参考)
漆原の物理 明快解法講座
漆原の物理明快解法講座
上記の3冊でインプットを済ましたら、この参考書でアウトプットに取りかかりましょう。
上記の3冊と著者が同じなので、解法パターンを確認しながら進めるようにしてください。

同志社大学の入試問題は、この参考書に載っている問題と同じぐらいの難易度の問題が出題されています。
そのため、この参考書は必ずすべてを理解できるようにしておいてください。

漆原の物理 最強の88題
漆原の物理最強の88題
『漆原の物理 明快解法講座』をしっかり理解できるようになってからこの参考書に取り組むようにしましょう。

難易度は『明快解法講座』よりも上です。
難しい問題が多く含まれていると思うので、根気よく続けてください。

同志社大学の入試問題に挑むのであれば、この問題集にも取りかかっておきたいところです。
必ずしもすべての問題を解くことができるようになる必要はないですが、最重要問題までは必ず解けるようにしておきたいところです。

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