【システム英単語シリーズ】特徴・使い方・覚え方・CD

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本記事では2019年11月に改訂されたシステム英単語シリーズの最新の特徴と使い方について紹介していきます。
「英単語の勉強が苦手な方」「システム英単語の使い方を知り効率よく勉強したい方」「英単語の勉強で失敗したくない方」は是非参考にして下さい!

システム英単語シリーズの概要

システム英単語シリーズは「ミニマルフレーズ」という数語の単語の集まりで英単語を覚えていくというコンセプトの単語帳です。
特に、システム英単語Basicは基礎から定着させることが出来る単語帳なので、関関同立・MARCH(マーチ)志望の受験生にはお勧めしています。

関関同立・MARCH(マーチ)レベルを志望していて、高校2年生から単語の勉強を開始する場合はBasicから覚えていくようにマナビズムでは指導しています。受験で一番大切なのは基礎の部分ですが、その基礎をなおざりにする受験生が非常に多いと感じています。
基礎が出来ていない状態でレベルが高い事を覚えて行ったとしても成績は頭打ちになってしまいますので高校入試の時に覚えた単語や高校1,2年で勉強した単語に不安がある人はBasicから入ってください。

シス単シリーズの特徴・レベル

それでは、システム英単語シリーズのそれぞれの特徴・対象レベルについて紹介します。
システム英単語シリーズとは3冊に分けることが出来ます。

  1. システム英単語Basic
  2. システム英単語
  3. システム英熟語

それでは各特徴と内容と対象レベルについて紹介していきます。

システム英単語Basicの特徴


「システム英単語Basic 5訂版」

分類 英単語帳
収録語数 必修1500+多義語170
目標習熟期間 入試初期~入試中期(約2~3ヶ月)
オススメ度 ★★★★☆
対象レベル 高校基礎 センター 私大標準 私大難関 私大最難関
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共に単語とミニマルフレーズを吹き込んだCDが別売りで発売されています。システム英単語Basicの掲載単語数は1500個。多義語約170語になります。
この参考書を完璧にすればセンターレベル英単語をカバーする事が出来ます。

関関同立・MARCHといった難関私立大学を目指さないという人はこの参考書で問題ありません。『システム英単語Basic』は『システム英単語[改訂新版]』に載っていない基礎的な英単語を含む1500語を収録しています。高校入試レベルの単語も多く載っているので覚えるのには比較的苦労しないと思いますので、2~3か月の間を目標にマスターしてしまいましょう。

関関同立・MARCHレベルが第一志望だという人で中学レベル~高1、2で勉強した単語に不安がある人はBasicから始めることをお勧めします。また、「高校基礎の英単語を覚えていない受験生」や「英語が苦手な受験生」もシステム英単語Basicから始めるようにしましょう。
基礎が抜けている状態で、難解な単語を覚えていくのは非効率なので、基礎が不安な人はじっくり基礎から始めた方が遥かに効率的です。

システム英単語Basicのメリット

  • シス単よりも基本的な単語を覚えられる
  • 最新8000回分の大学入試データから頻出度順に掲載

システム英単語Basicのメリットはこの様になっています。
シス単よりも基本的な語句を効率よく暗記することが可能です!そのため、特に「英語が苦手な受験生」や「教科書レベルの単語が分からない」といった受験生にオススメの1冊と言えます。

システム英単語Basicのデメリット

  • 標準私大レベル以上には対応できない

システム英単語Basicのデメリットは産近甲龍・日東駒専・その他女子大といった標準私大レベル以上には本書のみでは対応しきれないことが挙げられます。よって、標準私大レベル以上を目指す受験生は「システム英単語」も使用するようにしましょう。

システム英単語の特徴


「システム英単語 5訂版」

分類 英単語帳
収録語数 必出2000+多義語180
目標習熟期間 入試初期~入試本番
オススメ度 ★★★★★
対象レベル 高校基礎 センター 私大標準 私大難関 私大最難関
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システム英単語改訂新版は2021語の英単語と多義語が約180語収録されています。こちらは高校基礎~私大難関レベルとなっています。
関関同立・MARCHレベルを志望の人は絶対に押さえておきたいレベルになっています。一方で、早稲田大学や慶應義塾大学といった私大最難関レベルまではカバーしきれません。

多義語まで手が回らなかった、、、、
という事のないように、早い段階(6月まで)で5章は覚えておく必要があるでしょう。多義語は全ての受験生に必要ですが、何章に取り組むかは目標とするレベルと英語をどのレベルまで持っていって何点取るのが目標なのか?見極めた上で決めても大丈夫です。

関関同立・MARCH以上を目指す受験生は入試で問われるので必出の2000語を覚えた後に多義語も覚えるようにしましょう。多義語の目標習熟時期としては11月といえます。

システム英単語のメリット

  • 本書を全て覚えれば単語力では他の受験生と張り合える
  • 無料で音声ダウンロードが可能!
  • 最新の入試傾向に沿った単語が掲載されている

システム英単語のメリットはこの様になっています。学校でも配布されるような単語帳なので他の受験生と同レベルの単語力はつけることができます。また、産近甲龍・日東駒専・その他女子大といった標準私大レベルを志望する受験生は本書を完璧に覚えれば単語力は問題ないです。
無料で音声データをダウンロード出来るので音読や通学時間といった隙間時間での学習も可能です。

システム英単語のデメリット

  • 早慶上智といった最難関私大レベルには対応できない

システム英単語のデメリットはこの様になっています。早慶上智といった最難関私大を目指す受験生は本書のみでは他の受験生に単語力で劣ってしまいます。
早慶上智志望の受験生は本書を7月までに覚えてしまいその後に「リンガメタリカ」や「鉄壁」を使用するようにしましょう。

今、マナビズムの公式LINEを登録して「シス単」とメッセージを送信するとシス単改訂前と改訂後で追加・削除された単語のリストがもらえるキャンペーンを実施しています。
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システム英熟語の特徴


「システム英熟語5訂版」

分類 英熟語帳
収録語数 最重要500+最難関1500
目標習熟期間 英単語修了後~入試本番
オススメ度 ★★★★★
対象レベル 高校基礎 センター 私大標準 私大難関 私大最難関
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システム英熟語の収録語数は最重要500語+最難関1500語となっています。まずはシステム英単語を全て覚えてからシステム英熟語に取り組むようにしましょう。英熟語の目標習熟期間としては2ヶ月です。9月までに覚え切るようにしましょう。オススメ度としては★5つとしています。

理由は出題頻度順に分けてくれていることや、本書のみで関関同立・MARCHはもちろん早慶上智まで対応することが出来るからです。また、他の熟語帳では丸暗記してしまいがちですが、本書は前置詞や動詞のイメージをイラストで記載してくれています。そのため、熟語の核から理解できるので丸暗記が撲滅できます。効率よく熟語を覚えたい受験生にオススメの1冊となっています!

システム英熟語のメリット

  • 丸暗記をせずに済む
  • 早慶上智レベルまで対応できる

先述したとおり、本書の最大の特徴は「動詞・前置詞のイメージをイラスト化してくれている」ことです。核となるイメージを理解した上で行うことで、暗記の効率化が図れるのはもちろん、未知語の類推もできるようになります。システム英熟語を使用する際は必ずイラストを利用するようにしましょう。

システム英熟語のデメリット

  • 文章形式ではないので速読力向上ができない

システム英熟語はシステム英単語のように一対一の対応の熟語帳となっています。そのため、英熟語の勉強と同時に多読を行うことが出来ません。英熟語と一緒に多読を行い速読力を上げたい受験生は「速読英熟語」をオススメします。


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使い方・覚え方・CDの利用法

それではシステム英単語シリーズの使い方について解説していきます。

CDを使い単語・フレーズを音読!

極力CDを利用して下さい。高校2年生であれば1日100個程度進めていけばいいでしょう。ある程度身に付くまでは、毎日続ける必要があります。高校3年生から始める人は1日200個は進めて下さい。英単語の勉強は早くから始める方が有利です。理想としては、高校2年生の序盤から単語の勉強を開始する事です。

CDを利用すれば通学時間やお風呂の時間などスキマ時間を有効活用できます。また、音声を聞くことで正しい発音・アクセントの勉強もできます。大学によっては発音・アクセント問題も出題されるので有効活用しましょう。CDの利用で特にオススメなのが復習時に利用することです!復習は多くの受験生が疎かにしてしまいます。しかし、音声を聞くだけとなると、その敷居も下がり取り組みやすいと思います。是非参考にして下さい!

それでは、英単語を勉強していく上での細かな注意点は下記に書いておきます。「シス単basic⇒シス単の場合」basicの2~4章はシステム英単語の1・2・5章と同じ内容になります。ですのでbasicが完璧になったら、システム英単語の3章から初めてもらっても構いません。そう考えると、量はかなり少なくなりますので、2~3か月で十分にマスターできるでしょう。

この2冊を完璧にするまでの目標習熟期間は4~6か月です。MARCH・関関同立レベルを志望する人でも英語を得点源にしたいのであれば、もう少しレベルを上げた単語帳に進むことをお勧めします。

システム英単語シリーズの注意点

英語を制した者が受験を制すると言われますが、受験に成功する人と失敗する人では単語を暗記する際の心構えが全く違います。ひたすら単語帳に向かっても大きな結果は期待できません。
英単語を早く、効率的にマスターしたい人は是非下記の注意点を確認して下さい。

  1. 英語から日本語に関しては全て訳せる様になってください。
  2. 出来れば黒の太字の部分も完璧にしておきたところです。
  3. 日本語から英語の場合は志望校の過去問のレベルに合わせて覚える必要!ただ、関関同立であれば英作文は同志社大学と関西学院大学しか出題されません。
  4. 同志社を目指す人であればシス単Basicは1~1200までは日本語⇒英語に出来る様になっておきたいところです。

英単語の失敗しない覚え方

①1秒で反応出来る状態に仕上げる
入試本番で長文を読んでいく中で、わからない単語を「え~っと、、、」と考えている時間はありません。すなわち、考えなければ出てこない単語は覚えていないという事です。
一瞬で日本語訳が出てくるレベルまで仕上げて始めて本番で使えるレベルになります。

②接触回数を増やす
人が何かを覚えるには基本的に繰り返す以外方法はありません。何かを覚えたとしてもすぐに忘れてしまいます。忘れてしまうまでの間にまたその単語を目にすることで忘れるまでの時間を延ばす事が出来ます。

これを繰り返す事で忘れにくい状態を作っていく。これが覚えるという作業です。ですので、単語帳の何ページから何ページまで完璧にするぞという意識よりもよりたくさんの単語を毎日目にする方が記憶に残りやすいんです。
とにかく単語を覚える際は1つの単語に多くても2~3秒でどんどん次に進んでいく事が大切です。

③時間短縮にこだわる
単語暗記は時間との戦いです。だらだら時間をかけていてはいけません。なので、完璧に覚えている単語は飛ばしましょう。
覚えていない単語にチェックを付けてそこだけを覚えていけばどんどん時間が短縮されていきます。

④守りの勉強を意識する
英単語のもっとも効率的な勉強法は支点固定型です。1日100個ずつ覚えていくなら、明日は昨日の100個の復習と新しい100個、次の日は今までの200個の復習と新しい100個。
この様に覚えていけば、覚えた知識を忘れない様にするだけでなく、繰り返し反復する事で瞬時に答えられるようになります。

⑤100%を目指す
学校や塾の単語テストはだいたい8割で合格とされることが多いですが、それでは本番通用しません。マナビズムの単語テストは高3生の夏休みに入ってくると毎週2000個の範囲から出題されますが、基本的に30問中2個の間違いまでしか許されません。

単語はあくまで長文を読む前提の知識なので、ここを妥協していてはいつまでたっても長文を倒す事が出来る様になりません。
関連:他の受験生と差をつける最も効率的な暗記方法のページはコチラ!

ターゲットとシス単はどっちがいいの?

システム英単語はターゲット1900と同等の難易度の単語帳です。システム英単語はミニマルフレーズで御馴染のフレーズ形式で覚える単語帳で、ターゲットはキクタンなどと同じで辞書形式の単語帳になっています。
英単語を覚えるのに自信がある!!
という人でない限りミニマルフレーズで覚える方が単語は覚えやすいと思います。

単語数もシステム英単語の方が多いのでこちらをお勧めします。システム英単語は無料で音声ダウンロードが出来るようになったのでどちらか迷っている受験生にはシステム英単語をオススメします。
関連:【合格者は知っている!】失敗しない参考書の選び方のページはこちら

シス単で早慶上智対策は万全?

システム英単語ver2ならだいたいセンター~MARCH・関関同立レベルまでカバーできます。4章が早慶レベルとなっていますがこれだけでは少ないです。早慶レベル対策用には他の単語帳も使った方がいいかもしれません。
早慶レベルが志望の人になってくると、システム英単語を完璧にしたうえで他の単語帳も数冊手を付けていく事が必要になってきます。

具体的には「鉄壁」「リンガメタリカ」がオススメです!

「東大英単語熟語鉄壁」の使い方はコチラ!

リンガメタリカ」の使い方はコチラ!

まとめ

上記で英単語の勉強を中心に紹介しましたが、英語学習の最大の敵は「英語長文」です。その敵を倒すうえで英単語をしっかり覚えていく事は非常に大切な事です。しかし、よく「単語を覚えたら長文を読める様になる」と勘違いしている受験生もいるみたいですが、実際はそうはいきません。

システム英単語の使い方動画はコチラ!

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