語彙力と読解力を同時にアップさせる 速読英熟語の効果的な使い方

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速読英熟語の概要と使用目的

速読英熟語は基礎的な単語・文法・英文解釈を勉強し終わった人全員に取り組んでもらいたい熟語帳になります。
なので基本的に関関同立・MARCHレベルを目指す受験生は受験勉強中盤に使う参考書になるでしょう。
勉強の理想の流れとしては、夏休みまでに英単語は「システム英単語Basic」、文法を「深めて解ける!英文法OUTPUT」英文解釈で「英語長文ハイパートレーニング レベル2」までを完璧にしておいてから、読解の練習もかねて夏休みから速読英熟語に入るのが良いでしょう。
この参考書はある程度長文が読める様になっていない人が使うとかなり効率が悪くなってしまいますので注意しましょう。
また、新しい英単語を覚えるときは全く知らない単語が次から次へと出てきますが、英熟語は知っているわりと簡単な単語の組み合わせであることが多いので比較的取り組みやすいと思います。
熟語帳もやらないといけないの?と考えている受験生もいるかもしれませんが、この速読英熟語をうまく使えば、熟語の語彙力だけでなく、読解力や速読力など英文読解に必要なスキルを養う事が出来ますので是非取り組んでください。
関関同立・MARCHレベルを志望する人は「システム英単語Basic」「単語王」と「速読英熟語」で語彙力に関しては準備が万全ですが、早慶上智・東大・京大レベルを志望する受験生はこの参考書を完璧にした後、リンダメタリカなどの更に難易度の高い単語帳に進んで勉強が必要です。
そもそも参考書選びの基準が分からない、不安といった方はコチラを参照ください!

速読英熟語の具体的な内容

速読英熟語は、超人気英単語帳「速読英単語」の英熟語verで、855語の英熟語(見出し語)と224の構文を、長文の中で覚えていこうという趣旨の参考書となります。
熟語と入っても幅広く、慣用的な言い回しから、構文、熟語といった単語以外の英文読解に必要な要素をこれ1冊で網羅する事が出来ます。
単なる熟語帳というよりは50の長文と例文で構成されており上手く使えば、語彙力・読解力・速読力を同時に養う事が出来ます。
英語長文は単語・熟語・構文・慣用句といった4つの要素が、英文法というルールをもとに構成されています。
英文法の勉強はもちろん必要ですが、それと同時に単語や熟語は英語長文を攻略する上でとても大切になってきます。
難易度はセンター試験レベルとなっていますが、英文読解を勉強した事が無いという人は、最低「入門英文解釈の技術70」「英語長文ハイパートレーニング レベル2」基礎的な英文解釈力を身に付けてからこの参考書に入ってください。
そのタイミングで使用すれば、自分で速読英熟語にS、V、O、C、[名詞]、〈形容詞〉、(副詞)付けが出来るレベルまで到達しているので、読解の練習にも最適です。
しかも、この参考書は熟語だけでなく文法事項・構文も網羅されており、時間をかけず今までインプットしてきた知識をアウトプットでき、知識のメンテナンスにも最適です。
単語の勉強はするけど熟語の勉強はしないという受験生が多いですが、非進学校で最難関大学を目指している方は読解のトレーニングの為にもこの参考書に取り組んでもらいたいと思っています。
高校生活でそんなに勉強してこなかったという人が最難関大学に合格しようと思うと、200~300本の長文を読み込む必要があると言われていますが、速読英熟語は長文の数を読み込むのに最適です。
単語帳と比較すると情報量は多くないので、1か月~1か月半くらいで完璧にしてしまいましょう。
速読英単語と合わせて勉強すれば、センター試験レベルで8割~9割が狙える英語力が付いてきます。
最難関大学を志望している受験生は高校2年生の冬には完璧にしておきたいですね。

リスニングCDとあわせてやると効果が実感できると思います。
単語は、無数にあります。もちろん大学入試に必要なものは限られていますが、熟語はさらに数が少ないです。
しかし、英語長文中の登場頻度では英単語に引けを足らないくらい英熟語は頻出です。
また、英単語を覚えるときは全く知らない単語が次から次へと出てきますが、英熟語は知っている簡単な単語の組み合わせであることが多いです。
ですので、取っ掛かり易いと思います。
速読英単語などの英単語帳と違って、そんなに多くの人が勉強しないのが英熟語帳。もし他の受験生たちと差をつけて英語を得意にしたいなら絶対押さえておくほうがいいでしょう。

速読英熟語の使い方

最も重要な使用法は「繰り返す」ことです。しかし、まずは理解です。

1.長文と全訳に1度目を通し、文章を理解します。

ここでは覚えようとせず、英文の意味と文の構造が全訳を読むことで自分でしっかり理解できるかを確認してください。

2.理解しつつ、次ページの熟語の見出し語と訳に1度目を通ります。

この熟語はすでに知っている、知らないと確認していきましょう。

3.そして、理解した長文を何度も繰り返し読み込みます。

頭で理解した英文を、体で覚えてください。最も効果的な反復学習は音読です。
長文をスラスラ言えるようになるまで、何度も声に出して音読します。
10回以上、20回以上、スラスラ言えるようになるまで繰り返し音読しましょう。

4.リスニングCDを活用しましょう。移動時間にイヤホンが使えるなら、何度も繰り返しCDを聞き込みます。

倍速再生で、再生速度を速めるとより学習効率が上がります。
以上、まずは長文を理解して、スラスラ言えるようになるまで繰り返し音読する、まで耳で聞き、体で覚えましょう。
より詳しい「他の受験生と差をつける最も効率的な暗記・復習方法」を知りたい方はコチラを参照ください。

速読英熟語の注意点

熟語を覚える際のコツ
速読英熟語をやっていると、似たような意味を持つ色んな熟語が出てきます。
日本語で考えてもそうですよね。同じ意味で様々な言い回しが出来ます。
もちろん英文中ではどれが出てくるかは分かりませんが、問題で言い換え表現を聞いてくる試験もあります。
その対策のために自分で意味がほとんど変わらない熟語に関しては、どんどん書き込んで関連付けていくなどセットで覚えられるようにしましょう。
関連付けていく事でどんどん頭の中が整理されていき、熟語を頭に入れる作業が楽になっていくでしょう。
私も良く経験したのですが、速読英熟語で使われている訳と微妙にニュアンスの違う訳が、模試等ででることがあります。

熟語の入試本番での訳し方について
問題集や模試を解いて解説を読んでみると自分が訳した意味と少し違うニュアンスで訳された文章に出会う事があります。
解説は熟語をよりその文章に適した訳し方をしている為にこのような事が起こります。
一つの日本語の言い回しにこだわりすぎず、意味が大きく変わらない程度で柔軟に文章に最適な日本語を導いていく作業が大切になってきます。
上手く訳せなかった熟語があれば、その都度別の日本語の意味を速読英熟語に書いていくのもいいでしょう。
一般の熟語帳とは違い、熟語だけを覚えるのはもったいないです。
長文の中で覚えることで語彙力以上の絶対的な英語力が身に付きます。繰り返し、音読しましょう。

速読英熟語の使い方動画はコチラ!

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